第七十三話 一歩手前
そんな
だけど――。
「どこを
ノーミードへと放たれた
もうリムには、相手に狙いを
なのに、私のために立ち上がって……。
「リムッ! 逃げてぇぇぇッ!」
私は声を
そのせいで体も
だけど……それでもリムは――。
「……リムは逃げませんよ。もう……あのときのような……母様を
私の叫びも
「ヤダッ! そんなの私がヤダよリムッ! 死んじゃヤダァァァッ!」
私は子供が
そんなことをしても
リムの
それでも私は、自分の
だって、リムが死んじゃうなんて
私が泣き叫んでいると、突然ノーミードが大笑いし始めた。
なにが起きたのか、私は
「ししし。あらら~あんだけ
その場で踊り
そして、
その柱は
「このまま押し
「お
「ししし。お姉さん、いい顔するな~。そんな顔されたらやめるわけないじゃんッ!」
そして、まるで
すると、リムの周りを取り囲んでいた、石や岩でできた柱のようなものが
「ダメッ!? やめてッ!」
「やめねえよ、バ~カ」
泣きながら
当然私の言葉になんて耳を
リムが死んじゃう……誰か……誰か助けてッ!
そう――私が
私は、ノーミードが
「えぇッ!? な、なんでッ!? どうして止まるんだよッ!?」
そして、
顔を
私も
「わかんねえのか? それでもお前、
そこには頭にググを
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