第五十八話 魔法を使えない理由
二人はスライムを
「あれで
ソニックが私を
たしかに
それでも
このままじゃリムもエンさんも、あのスライムに
「リム! なんで
私はソニックに持ち上げられた
だけど、彼女には聞こえていないのか、同じように
それと彼女とエンさんはスライムに押され、ジリジリと
「なんで、なんでよリム……」
「たぶん、父親や里の
私がブツブツ言っていると、ソニックが
ソニックが考えるに、リムは武道家の
これから父親の
たしかに二つとも戦い方は
武道家が魔法を使うことがそんなに
私は別にいいじゃんと思うのだけれど。
「お前にはわかんないだろうな」
「なによ。ソニックにはわかるの?」
「ああ、よくわかるぜ。そういうしがらみはな……」
ちょっとふてくされて言う私に、ソニックは少し
それは、私の言い方や
その
私はなんだかいたたまれなくなってしまった。
ひょっとしたらソニックにも、リムの
でも、今はあのスライムをなんとかしなきゃ――。
「それなら……パンがなければお
「はっ?」
私の言葉にソニックは
おまけにググまで
「もうっ
「いいからちゃんとわかるように話せバカッ!」
「うわ~ん、ソニックが私のことをバカって言った!
私が
そして、ソニックは
「……悪かったから。さっさとパンがなければお菓子とかいう作戦のことを話せよ」
「ちょっとその
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