閑話
ルールと戦術について
『アウトプレー』
・ボールがコートの外から出ている状態。対してボールがコート内にある状態がインプレー。ゴールクリアランス(後述)、コーナーキック、キックインによって時間進行が再開される。
『システムと試合人数』
・一チーム5名で行われる。システムはゴレイロを除いた4名の立ち位置を指し、ダイヤモンド型の「1-2-1」或いはアラを下がり目に配置した「3-1」や逆台形型の「2-2」が主流。
『ポジション名』
・ゴレイロ…………サッカーにおけるゴールキーパー。ペナルティエリアで手を使ったプレーが認められている。コートの狭さも相まって、その存在感と仕事量はサッカーの何倍にも及ぶ。
・フィクソ…………サッカーにおけるディフェンダー。守備のまとめ役だけでなく、機を見た攻撃参加も求められる。守備の要というよりは、司令塔として役割が大きいポジション。
・アラ…………サッカーにおける中盤、またはサイドの選手を指す。といっても基本的な立ち位置であるというだけで、試合中は攻守に走り回る実質的なフリープレイヤーとも言える。
・ピヴォ…………サッカーにおけるフォワード。最前線でボールを受けゴールを目指すだけに留まらず、攻撃における時間と数的優位を生み出すためのポストプレーも重要な仕事となる。
『フットサル特有のルール』
・4秒ルール…………アウトプレーからインプレーに移る際、プレーする準備が出来てから4秒以内に行わないとファールを取られ、相手ボールとなってしまう。ペナルティキック、キックオフには適応されない。
・ゴールクリアランス…………サッカーにおけるゴールキックの代案。フットサルではキックではなく、ゴレイロが手で投げ入れることによって試合が再開される。
・キックイン…………サッカーにおけるスローイン代案。ボールがサイドラインを割った際、ライン上からのキックによって試合が再開される。
・ゴレイロへのリターンパス…………ゴレイロは相手が一度ボールに触れない限り、自陣において味方からの意図的なパスを受けることが出来ない。要は自陣でゴレイロにバックパス禁止。
『戦術』
※あくまで無数にあるなかの基本的なモノ。
また作者の主観も若干入っています。
『ローテーション』
・選手がボールの動きに合わせてポジションを入れ替えながら、螺旋を描くようにグルグル動き回るポゼッションスタイル。
プロのチームともなると「コイツがあっちに行ったからお前はそっちでその次はあっち。そのあいだにお前はこっちでこう」とかガチガチに動きが決まっていたりします。将棋並みに頭使います。
『パワープレー』
・ゴレイロは「自陣」で味方からのパスを受けられないので、なら敵陣まで上がってボール回しに参加しちゃおう! みたいな攻撃の戦術。
数的優位を作れる一方、ボールを奪われたら即失点に繋がるので非常にリスキー。負けている試合終盤に良くやりがち。
サッカー部戦で最後に比奈が決めたゴールは、パワープレーに失敗して守備が誰も居なくなったことで生まれる典型例ですね。
『ピヴォ当て』
・ポストプレー、或いはくさびのパスを出す、なんて言い方もします。最前線のピヴォにボールを預けて、味方が攻め上がるまでの時間や空間を作るプレーです。基本的に一人が務めますが「2-2」のシステムの際は、二人になったりもします。
ピヴォは本来、フィジカルバッチバチの屈強な選手が務めます。女子が男子相手にポストプレーとか普通に考えて無理ゲーです。愛莉さんがいかにヤバいフィジカルモンスターなのか良く分かりますね。
『リトリート』
・サッカーでも普通に使われる守備戦術の一つ。ボールホルダーに対してガツガツ当たりに行くのではなく、決められた守備位置とマークする選手を見ながら相手の攻撃を待ち構える戦術です。
『フォアチェック』
・反対に、敵陣で相手がボールを持っていても、前からドンドンボールを取りに行くのがフォアチェックです。プレスを掛ける、とも言いますね。
これにも色々と種類があって、プレスを掛け始める位置や人数、追い込み方によって「ゾーンプレス」とか「ゲーゲンプレッシング」とか「ストーミング」とか色々と分かれていくようです。
まぁ時代の流れで呼び方が変わってるというか、言ったもん勝ちみたいなとこあるけど。
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