青春は青く染める

作者 國枝 藍

73

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★★★ Excellent!!!

青春時代を駆ける彼等の生き様はまるでまっさらなキャンバスに青い絵の具をバシャッと叩きつけるような、勢いと爽快感に溢れていた。

思春期特有の正体のわからない苛立ち、もどかしさが内包された灰色がかった青、晴れ晴れとした透けて見えそうな青、音楽と共に暴れ出す青臭く鮮烈な青。

仲間と出会い、音楽を分かち合い、物語が進むごとに強く確かな意思をもって塗り替えられ、徐々に明るく澄んだ色に変わっていく青は眩しいほどに輝いて見えた。

そんな青い″青春″を携えた彼等が走り出した瞬間を見守るのではなく、一緒に走っていきたい。そんなふうに思える作品だった。

★★ Very Good!!

青春音楽もの。

若い子が抱いていそうな特有の鬱屈さやを繊細に描写されていて、また人物描写だけではなく全体を通して確かなドラマ性もあり、まさにこれぞ青春ドラマといった内容です。構成も文体も綺麗にまとめられており、小説としての質の高さが窺える作品でした。

文芸作品としてとても丁寧に仕上げられた作品ですので、純粋に小説が好きな方は読んで損はないと思いますので一読を。


★★★ Excellent!!!

青春って成長なんだって思うんです。それは迷いの中での成長。わかることもないまま突き進む成長。


序盤はラノベっぽい描写が多いです。ライトよりですね。
中盤から徐々にエンジンがかかり、描写が研ぎ澄まされ、後半にかけて爆発します。

まさに書いていながら成長をしているような、青春をしながら書いたような作品です。

みんなもこの作品で刺激を受けて、自分の作品でロックでパンクでヘビーなことをしましょう!!

★★★ Excellent!!!

あなたはどんな青春時代を送っていますか、あるいは、送っていましたか?

どんな青春を送っていたにせよ、まずは黙ってこの物語を読んでほしいです。あなたが求めていたかも知れない、そんな青春の形の一つが、この物語には描かれているはずです。

子供から大人まで幅広く楽しめる傑作です。