~Real~ 

作者 美味いもん食いてぇ

22話まで読んで→3-25まで読了

  • ★★★ Excellent!!!

気になる点つらつら書いてたら「読みたくなる気が失せないか?」という大問題に気付いたので、先に美点を書いとく。キャラクター造形と作劇はカクヨム内でもかなり高水準。見てきた中ではトップクラスと言っても良い。ここが「上手すぎる」が故に下記の粗が気になるのであって、作品の諸要素はかなりレベル高い。マッハで最新話まで「読んでしまった」から筆致に勢いはあるのは間違いないし、大変魅力的であるのは間違いない。


しかし、途中から現代日本を舞台にしている意味が少し希薄になってはいないだろうか。筆致や着眼点は良いと思うので却ってそこが残念に感じます。

池袋駅周辺半径500mが異世界に転移したのと、異世界の生物が散発的に現れたのとの「違い」が上手く出せたら傑作になる予感。


3-25まで読了して
特殊作戦群とか習志野空挺だけではなく、練馬の普通科連隊も思い出してあげてくらはい……池袋から7kmぐらいしか離れてないの。多分東京中心部防衛主力はここ。今の筋で行くのなら練馬駐屯地は最初期段階で壊滅させとくぐらいの方が良いかも。

作品内の時系列を書き出してみると、政府や社会の動きの描写が圧倒的に少ない(力点がそこじゃ無いから端折ったのだろうが) 逆にいうと書き込めるし、そこを絡めた作劇もできた様な気はする。
アポカリプス〜ポストアポカリプスを描きたい気持ちは痛いほど良くわかるんだけど、そこで生きる人々を描きたい気持ちが強過ぎて、「そこに至る過程」が(特に序盤部分で)弱い。描写が面倒なら主人公をビルの倒壊に巻き込んで1週間ぐらい気絶させ、「政府や軍や警察も尽力したが、最初の3日で山手線圏内だけで推定30万人が死亡し、環七防衛ライン内の孤立生存者は一万人を切った。避難民は環八防衛ラインより外に避難を続け、東京都23区内の人口密度は島根県より希薄になった」とか説明して「強制的にポストアポカリプス状況」にしてもいいかもしれない。

もちろん、作者氏の書きたいモチーフとかシーンが最優先だが、主要TV局やマスコミが健在である理由とか「書きたいものを成立させる状況の構成」部分が若干弱いかなぁ?
その他が上手いだけに、惜しい。
ちゃんとブレーンが付いて考察の練り込みしたら化けるんじゃ無いかなぁ? 現時点でも作品諸要素はカクヨムコン5のファンタジー?系大賞作よりかなり高水準にあると見ています。

まぁ、アレと比べるのも失礼な話ですけども(苦笑)

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