ガシャンっ! から始まる異世界無双(お絵描き:……だれ?)
ガシャンっ!
そんな音が聞こえて、高いところからなにかが落下してきて、パパ上宅の庭に散らばった。
音にびっくりして一瞬動きを止めてしまい、カーテンでうっすらとしか見えない外を見ると、明らかになにか鉄の塊が落ちている。
そこから聞こえる「ピピピっ!」「キュピっ! ピピピピっ!」という、鳴き声と羽ばたき。
その鳴き声も朝聞いたばかりだ。
そして、二階から焦った叫び声。
「レニッ! ミグッ!」
ああ――それは、うちのペットの名前。
一年前に産まれて一ヶ月くらいのセキセイインコを二匹購入して我が家の家族全員で仲良く育てていたペットだ。
そう。
これはある意味『妄想』と『想像』で創り上げた、現場の雰囲気から察した脳内物語。
もし、家にいたのなら。
そんな感じで、すぐに外へと走って捕獲でもしていただろう。
それこそ、私の必殺技『
でも、実際は。
会社でトラブル復旧直後。
ふぃっとため息混じりに、後は解消までマウスワンクリックってところでぶるるとなるスマホと、液晶画面に出るは妻の名前。
普段私が会社にいるときは『LINE』でスタンプなはずなのに電話がかかってくるなんてよっぽどなことだろうと、思わず自席から移動しようと立ち上がったタイミングで通話をスワイプしてしまう。
聞こえるのは、「ひっくひっく」と泣く声。
「鳥籠二階から落として、二匹とも」
すすり泣きで聞き取りづらいその声と、もう暴れかねないほどの半狂乱な声に、すぐに帰宅。
家に着いた時に、庭に一部散らばる破片に、「なんで二階?」と今更ながらの疑問が浮かぶ。
日光浴。
時々、太陽の光当てないと駄目らしいので、二階のベランダで陽の光を浴びさせていたらしい。
猫も来ないしね。(一階で一度猫が檻に触れてじっと見ていたことがあったらしく)
で、洗濯物干してるときに接触。勢いよく落ちていく鳥籠。そしてガシャンっと。
生きていたことは確認できたらしい。
なぜなら、焦ったように壊れた籠から飛び立っていったのだから。
「まあ、事故だ。仕方ない。外ふらついて探してみるから」
泣き止まない妻。
そりゃそうだ。
猫アレルギーだと分かって断念したペット計画。
やっと訪れたセキセイインコ。
そりゃぁもう。妻は溺愛だ。
それを猫だけでなく、自分のミスで放ってしまったのだから。
自由などこまでも広がる青い空に向かって飛んでいくセキセイインコ。
空へと高く上がってしまえば彼らはもう無双だ。
我が家が世界のすべてと思っていた彼、彼女からしてみれば、広がる世界はまるで異世界であろう。
さよなら。
せめて、猫に食べられないようにな。
事が起きてから数時間後。
まだ家の近くにいるかもしれない元ペット達を想い、空へと語る。
……うお、太陽まっぶしぃ……
さ。
半狂乱になってる妻を、宥めに行くか……。
学校に行ってる息子と娘が帰ってきたときも大変だ……。
あーあ。
家族が減るのは、辛いですね。
ぽろりと。
片目から涙涙。
決して、悲しいからじゃなくて、太陽直視したから、なんだろうな。
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いやぁ、このお話、ちょうどつい先日起きたことでございます。
皆様も、こうならないようお気をつけを。
ってなこってす。
無事ぱんなこった教に入信いただいた皆様方。
ぱんなこった教
まろたりっさの階級を持つ教祖
ともはっとことパパ上でございます。(しつこっ
さて。
そんな色んな激動(色々あったんです……)の中、ず~っと下書きにしていたお絵描きのことを忘れていたことを思い出し、先ほどnoteのほうでアップしてみました。
https://note.com/292339/n/nd8da6419bbeb
誰かをイメージして描いたような気がする……。
でも誰だっただろうか。
覚えてない。
誰か、誰かーっ! これ誰なのか分かりませんかね。分かりませんよねっ!(笑
何となく、「心」って(失敗した)扇子に描かれているから、「心」って付く人なのかなって思っているのですが……
誰だ?
【澄田こころ】さんなのかな……いやでも、あの方は確かミステリアスでいたいって話だったから描かなかったはずだし……。
ううむ……。
ま、いっか☆
誰でもないってことでっ?
さてさて。
ついでにもう一つお知らせを。
先ほど、ず~っと練習がてら書いてたお話をアップしてみました。
タイトル名:ナッティは逃がさない
全6話構成(かな、かなっ!)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934806761
大体1万2千文字くらいのお話になります。
公開してから一時間後には全公開されてると思います。
とはいえ、なんだろ。書いてみて思ったのですが、異世界ものって結構しっかりと設定を考えたり調べたりしないと難しそうですね。
書いた後にここまでうまくいかないもんかと絶望したのは初めてです^^;
いやぁ! 公開すべきかボツにすべきか本当に、一週間くらい迷いました!
でも、書いたんだから少しは日の目見せないと、ですね(●´ϖ`●)
多分、『スキル:見切り発車』で書いたからだと思ってますが、この大元の話の異世界ものを今度時間があった時に書いてみよっかなって思ってます。その時にはしっかりと構成とか考えないとですね。
……え? 更新とまってる作品があるって?
な、なななななな、な、なに、なにいってるんですか!
私の作品の中で更新止まっているものなんてありませんよっ!
でも、これ書き出したら私の作品群の中で一番読まれている『ライセンス!』も更新止まっちゃいそうなので怖いところですね。
ちなみに、長編になる予定です。
また、主人公は狐面の巫女装束様の予定です(?
公開することあったら是非読んでやってくださいな^^
皆様とあの鳥達に。
ぱんなこった教の祝福がありますように(-人-)
追伸:
次の日、一羽、七キロ先まで飛んだらしく、土手でぐったりしてるところを良識ある方に保護され、無事戻ってきております。
さて、もう一羽は戻ってくるのでしょうか。
戻ってきたほうが悲しそうに泣くことがあるので、是非戻ってきて欲しい所です。
ではでは。
にんにんからの~
どろんっ☆
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