ティリス・ララVS大食植物②
一方の
ティリスの<
ティリスは<
「草の分際で、ちょっとしつこすぎです!」
ティリスがそうぼやきながら、触手を<
今度は水辺なのを利用して、片足だけつけると──
「<
彼女が呟くと同時に黒い雷が蜘蛛の巣となって、水面に張り巡らされた。勇者パーティーの動きを封じ込めた黒い稲妻の魔法だ。水面だから、電気が通りやすいと考えたのだろう。
この世のものとは思えない、何とも気色の悪い悲鳴があたり一面に響いた。それと同時に無数の触手がティリスの方に伸びている。何とあの触手は伸縮でさえも自在らしかった。ティリスはその触手を切り裂きながら、<
「よし、効いてる……って、まずい、ティリス! 飛べ!」
襲い来る数多の触手の処理と<
ティリスが俺の声にハッとして前を向くと同時に、
「すみません、アレク様!」
アレクは頷き、
しかし、どうにも弱点らしきものが見つからない。雷撃も致命傷にはならず、炎も通らない。物理攻撃も深く届かない……なるほど、この巨大
ティリスの<
「ティリス、<
ティリスはこちらをちらりと見て頷き、瞬時に<
<
(まずいな……打開策が見つからない。ララの必殺技? とやらが効かなかったら、本当に一回撤退した方がいいな)
ちらりとララを見ると、口元に笑みを浮かべていた。
「いよっしゃ! 準備でけたぜ! 巻き添え食いたくなかったら一旦離れろ、ティリス!」
ララの声に反応して、ティリスは少し
この連携で効かなかったら、一旦撤退だ。俺はそう思いながら、戦場を見守った。
──────────────────
【作者コメント】
なんと、今回で100話!
いつも読んで頂きありがとうございます。これからも宜しくお願い致しますね。
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