おまけ 第二章終了時点での莨谷颯太のステータス

【ステータス数値基準】

E→劣っている D→一般的水準 C→平均よりは上 B→際立って優れている A→人間としてトップ S→人間には不可能

+→特定条件下のみ強化

-→特定条件下のみ弱体化


【ステータス】

STR(腕力):D(成人男子として一般的な水準)

CON(身体的強度):E→C(スキルにより補正、二十四時間戦えます)

POW(精神的強度):D(成人男子として一般的な水準)

DEX(器用・敏捷):E+(実験とチョークなどを使った筆記のみ素早い)

APP(魅力):C+(童顔でさしてイケメンという訳でもないのだが、一部に熱狂的なファンを生み出してしまう)

INT(発想力):C-(独創的なアイディアを生み出す場合のみ、マイナス補正がかかる)

EDU(勉強量・知識):B+(スキルにより補正、化学・物理・生物などに関しては大幅に判定が有利になる)


【保有スキル】

・耐毒SS→放毒SS→吸毒SS

女神プレゼンツの人体に害となる化学物質を吸収・保管・散布する力。この能力一つでどんな人間よりも毒物の扱いは得意になっている。

行使の度に成長を続けており、現在はその気になれば酸素さえ毒として扱える他、手のひらの中で吸収した毒同士を混ぜ合わせて放つこともできるが、基本的に薬品調合にしか使わない。そもそも指揮官が前線に立つ事態が起きている時点で駄目、と莨谷先生は言っていた。まあそれはそれとしてピンチになる。


・教唆B++→扇動B++

こちらのスキルが先生の本領。修羅場をくぐり抜けたことで、人を誘導する能力だけでなく群衆を奮い立たせる能力を兼ね備えつつある。ハーレムの構築にも有効だが、あくまで技術による結果なので、一歩間違うと刺されるタイプのハーレムになる。人間心理を推察するための判定にもプラスの補正をかける。修羅場を一つくぐり抜けた経験により、通常ならば女性から刺されるような事態に陥っても二回まで我慢してもらえるようになった。また、非人類であっても知性のある存在に通用しつつある。

ランクBなので冷静な思考能力を持つ相手(アッサムやマリエル、色恋が絡まない状態の烏丸カレン、色恋が絡まない状態のアヤヒ)が相手の場合は通用しない。


・教示B

知識や技術などを効率よく伝達する能力。教示のスキルそのものを伝達することも可能。莨谷一族は先祖代々これを伝えていた。

良くも悪くも完成してしまっており、そこまで伸びしろは無いが、それであっても教師としては卓越している。なお、教師としての業務にはそんなに役に立たなかった。しかし、生徒が喜んでくれるし成績もでるというやり甲斐を得たことで、不承不承教師を始めた筈の生前の莨谷颯太が、なんだかんだ仕事に対してやる気を出すようになっていたとか。


・耐病EX→頑強D

女神プレゼンツ健康増進ナノマシン。メディカルなタイプの奴であり、人体の代謝や免疫機能を増進させるほか、概念的な防御を施して病による死を拒絶する効果がある。おまけで三日ぐらいなら二十四時間戦えるバリバリ最強企業戦士ボディーを手に入れた。このスキルが消失すると莨谷颯太は即死する。


・科学全般B

教授を殴らなければ博士課程を無事卒業していただけあり、そこそこに詳しい。専門分野は細胞に対する化学物質の毒性やら遺伝子変異やらについての研究。女神によってインストールされた異世界の地理や物理法則についての知識も相まって強化されている。組み合わせた判定の達成値を上昇する。


・変革の旗手C+

世界を革命する力。支配下に居るユニットの与えるダメージを増加し、受けるダメージを低下させる。人格者ではないが、その存在が人々に新しい世界の在り方を幻視させる。対人交渉の判定に補正を得る。特に反社会的活動を行う際にAランク相当まで効果値が上昇する。

麻薬組織の構築と既存権力との融和に成功したことで一段階成長しているが、安定した環境の構築によってそれまで存在したハングリーさが僅かに鳴りを潜め、ここ一番の爆発力は少しだけ下がった。


【総評】

 本来ならば前に出ないで後ろに控えるタイプの性能だが、本人の激しやすい性格や戦闘勘と相まって、直接的な戦闘でもかなり戦える。人手不足が解消され、安定した組織の構築も終わった為、ここからが本領発揮である。

 ここまでで育成した能力により、前線で戦わせても能力頼りで毒をばら撒くだけでかなりの戦闘能力を誇る上、サンジェルマンが倒れた今、彼に対抗可能な存在(女神の力を使える存在)は限りなく少ないので、ゴリ押しも一つの戦法である。

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