シュバ!ザク!という、辛口に言えばダサい始まり方だったのだが、気づけば新しくかっこいいプロローグが挟まれたので、やっとこさ、レビューを書き始めることにした。
まず、これはどこまで思考された後に書き出されたのか、または整理されてカクヨムへ上げたのかはわからない。
だが、物語に込めたであろう意気込みや思惑を思うに、これはまさしく、叙事詩足り得る要素を持ち合わしてるのではないか、と感じる。それは、今はまだ確証を得るまでの話数ではないが、悪夢のようなものに対する恐れの克服を、具体的に言えば、感じるのである。それは、きっとみんなの恐れへの応えにもなるだろう。
さぁ、まだ夢と現実は続く。僕たちが期待するどおりの話か、それとも作者の期待通りか…見守ろうではないか。
―――――――もしこの作品を、雨が降っている時に思い出せることがあれば……それは、きっと僕にとっての最良の感情である。(by haji)
ファンタジーのような定型(ギルド)がありつつも、少年達の人間関係や自分が経験した世紀末思想的な不安定な何かがここには詰まっている気がしました。少しづつ自分たちの経験に対するなぞが深まっていき、それが何かを引き起こす感じを読者は体感できると思います
基本的に、道具や動作に対する表現が非常に的確にわかりやすくできている。ファンタジーに詳しくない人にとってなじみがない道具に対しても、わかりやすく説明がなされているので基本的に道具そのものがよくわからなくても、すいすい読んでいけるのではないでしょうか。さらに驚いたのは、RPGや普通の小説では省略されがちな宿の質について、多少述べられていること。実際に、バックパッカーや旅行経験が多い人は結構共感できる部分じゃないのだろうか。
私自身、オンラインゲームや現代ファンタジー小説に詳しくないので自分が知っている限りの表現で一言紹介を書きました。恐らく、もっと現代オンラインゲームに詳しい方はもっと適切な表現を見つけることができるでしょう。