彼女が死んだ日、世界は終わりを告げようとしていた――
最愛の友人が死んだ日、彼女の作ったコンピューターウイルスが作動し、世界中に存在する電子機器の制御を奪った。さらに世界中の核兵器まで制御を失い、世界が終わるまでのカウントダウンは着々とその数字を減らしていた。
世界を救えるのは主人公しかいないという状況下で、世界を救って彼女を否定するか」それとも「世界を終わらせて彼女を肯定するか」という二択を迫られる。その二択に正解はないと理解しながら、それでも主人公はたった一つの冴えたやり方を探してもがき苦しむ。