第40話 これからの予定

40話突破!

80000文字突破!

24000PV突破!


ありがとう!イェイ!ファイヤ!(最後の効果音は気にしないで。気にしたら、負け。)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「それで、青柳と高木?はどうするつもりなんだ?どこにいくかとか、教えてくれないか?」


「そうそう、結構気になっているんだよ。最近、よく分からない食料強盗が現れたりしてて、こっちも大変だし。」


「えぇ、だから学校から……というより、この街から出ようという話になっているのよ。だから、私たちもあなた達の意見を参考にしようかと。」


 へえー、みんなもここから出ようしているんだ。まぁ……ワイバーンのせいでここに避難している人が本当に少なくなって、移動もできるようになったからなんだろうな。


 でも、食料強盗は僕だから……なんか、僕のせいでもあるのか……。なんか、罪悪感が出てきたんだけど……。


 でも、これからどうしようか。楓さんにも聞かないとな。


 ……そうだっ、楓さんの親友さんのことも考えないと。これも、要相談。


 まぁ、なんか言わないといけないだろうから、何言おう?いつかは行く場所……そうだ、僕の家族とか幼馴染がいるところにしよっと。


 どうせ、いつか行くつもりだし。


「うーん……楓さんに相談するっていうのはあるんだけど、一応僕の家族とか幼馴染のいるところに行こうと思っているよ。」


「へぇー。私達も家族に会いに行く?」


「それ、いいかもな。安全かどうか気になるし。」


「私も、引っ越していった今でもよく連絡している友達にあいに行きたいよ。」


「それも、よさそうだよな。」


 ………ねぇ。なんで僕の発言がこんなにもみんなに影響されているんだろう?僕の発言なんて、アリ並みだよね。だよね?


 ………あっ、アリさんごめんなさい。


「あっ……こんなにも長話してすまない。はやく出掛けたかったとかあっただろうに。」


「そうだね、ごめん。」


「いや、別にいいよ。」


 ……だから、僕のことをなんでこんなに敬う?っていうか、そんな感じで謝ってくるの?僕の存在感なんて、アリ並みだよね、だよね?


 あっ……アリさんまたまたごめんなさい。反省しないのが、僕のモットーなんで。(嘘です)


「じゃあ、またいつか会うといいな。」


「そうだね、バイバイ!」


「うん、さようなら。」


 そして、僕らは別れることとなった。


 そうして、僕は楓さんのいるところへ向かった。もちろん、これからの予定を考えていくためだ。


「あ……おまたせ。」


「あっ、千尋くん。ごめん、もうちょっと待ってて。」


「うん、分かった。それで……こちらが、楓さんの親友さん?」


「あっ、うん。」


「よ、よろしくお願いします。」


「よ……よろしく……。」


 楓さんの親友さんであろう人は、結構肌が色白っていうか、おしとやかーな感じもしている。また、眼鏡をかけてなんか真面目そう……。


 ニートとかオタクとかの職業を持っている楓さんの本当に親友なの?って思ってしまう。


 あっ、これは偏見だね。ごめんなさいと、脳内の楓さんに謝っておく。


 そして、ちょっと経つと、どうやら話が終わったようだ。なんか、ふたりでお辞儀をしあっている……。


「あっ、終わった?」


「うん、待っててくれてありがと。」 


「あ……ありがとうございます……!」


 それで、ふと思ったことを聞いてみた。人生を変えちゃう選択なので、結構真剣に。


「そうだ、楓さんは僕と一緒に来る?それとも、親友さんと一緒に行きたい?」



 そう、僕が気になったことというのは、親友と一緒にいたほうが、楽しいんじゃないかってこと。僕よりも、同性で親友なら毎日を楽しく過ごせるに違いない。


 でも、楓さんは予想外のことを言ってきた。


「いや、千尋くんと一緒に行くよ。」


「えっ……!?いいの?」


「うん!」


「じゃあ、親友さんはどうする?僕らと一緒に行きたい?」


「え……えーっと……一緒に行きたい気持ちもありますけど、遠慮しておくことにします。」


「そ……そう……。本当にいいの?親友さんは楓さんと行かなくても?」


「はい。私にはしたいことがありますから。」


「そうなんだ。じゃあ、またいつか。」


「うん、バイバーイ!」


「さようなら。」


 そして、楓さんの方も別れた。僕としては、一応2度目の別れというべきなのだろうか?


 このときの僕はまったく持って知らない。この僕の未来を。


 ……いや、というよりは……



『この世界の真実を、結末を、そして、僕の見つけた出来事のその先のことを。』



 といったほうが正しいのだろう。この物語は、……いや、今まで起こってきた数々の物語は……




 まだ、始まりの始まりに過ぎないのだ。






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