7/18~ 週刊カクヨム No.9! (企画選出作品+連載作品紹介)

(毎週何かやる、週刊カクヨム企画!)


『短編だけど渾身の出来のヤツがある。そんな作品を宣伝しませんか?(週刊カクヨム企画)』を開催いたしました。


なんと100作以上の応募をいただき、全部読み切れず週刊カクヨム本企画の日程を迎えてしまうことになりました。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!


今回は企画主が見つけた、ピックアップ作品を紹介。(皆様週刊カクヨムでの掲載を快諾してくださいました。感謝!)全て素晴らしい作品であることに違いはないので、ぜひ見てくださると嬉しいです。


「ホラー」(ライトなやつです)

<薬草1枚1000Gっておかしいだろ!> 作者様 羽生零

「じゃあお前のHPに1000G分の価値があるのかよ」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054916509223


主人公マガタカはソシャゲやネトゲ大好きな大学生。しかし最近はゲームの運営にストレスが溜まり続ける毎日で、なかなか気に入るゲームが見つからない。

そんなある日、あるゲームのバナー広告に目がとまった。

『最近のゲームは運営の対応が悪い!という方に!』『運営に文句言い放題!』『寄せられたご意見には誠実に対応します』

マガタカは興味本位でそのネトゲを始める。しかし、ログインした途端意識が遠ざかり――気付けばゲームの世界にいた!

マガタカのネトゲ世界冒険生活がいま、壮大に始まりもせずすぐ終わる!



「恋愛」

<蘇るん> 作者様 働気新人

「最愛の人を失くし、ロボットで生き返るなら、あなたはどうしますか?」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054893913140


死んだ人間の記憶や、人格をそのままコピーすることができる『蘇るん』

それを使い、幼馴染を生き返らせた主人公。

生き返らせた方が良かったのか、生き返らせない方が良かったのか。

あなたはどちらだと思いますか?



「ファンタジー」

<僕と怪物> 作者様 サイ

「僕は白い世界で愛を見つけた」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054917130491


色を見に。




「歴史・時代・伝奇」

<鬼と露> 作者様 梅雨寺昏

「鬼とは人のうちにあるものと小官じゃ心得ております」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054917172720


長雨の止まぬ梅雨時の農村に一人の軍人の姿があった。

人を探しているというその軍人の目的とはなにか。

笑顔を絶やさぬ糸目顔の軍人、叢雲少佐の物語。


とある歴史的事件に纏わる戦前の日本を舞台にした短編です。



「現代ドラマ」

<猫> 作者様 くるくま

「とりあえず猫。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054917178823


「灰色の、饅頭みたいな顔で寝る子猫」

ある日、同僚の飯田がいきなり押しかけてきて、こんな猫を飼えという。

一人暮らしを始めたばかりの僕と、子猫(と飯田)のショートストーリー。



「詩・童話・その他」

<えんぴつくんのお母さん> 作者様 @Hoshino_Mirai

「えんぴつくんのほっこりとして、ちょっぴり切ないショートストーリー」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054917083499


えんぴつくんのほっこり系で、ちょっと切ないショートストーリー。

えんぴつくんがお母さんを探して、やがてたどり着いたところとは……。



週刊カクヨムに新規参加をしてくれた、ゲスト掲載の作品を4つ紹介!


<無名戦士たちの・・・> 作者様 乙枯

「あらゆる時代、あらゆる戦場で戦った名も無き男たちの官能の物語」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054912341977


一話読み切りのミリタリーハードボイルド短編小説集。

※.この物語はフィクションです。実在の人物、組織、団体、事件とは一切関係がありません。

※.読んだ人の失笑を買う事を目指した不謹慎な内容です。耐性の無い人には徹底的に向かないと思います。

※.真面目に読んで欲しいですが、真面目にしか読めない人は読まないでください。

※.分からない人にはトコトン分からない、不親切な内容を含みます。



<お題【お休みなさいを言う前に】*> 作者様 だんぞう

「とても静かな、生と死の物語」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054897150572/episodes/1177354054916063738


(あらすじはこの話ではなく、短編集目次から抜粋しました)

いただいた「お題」にて一話完結で書いた怪談短編。

※ お題に「*」がついているものは、怖い以外の要素強めとなっております。

大部分のお題は、mixi や Twiitter でいただいております。

怖い話サイトにある有名コピペと同じタイトルの作品もいくつかありますが、それらはそのコピペを読む前に「タイトル」だけ与えられ大喜利的に書いたものです。




<トラック運転手ですが世界平和の為に殺し屋に転生してみましたよ> 作者様 ちありや

「運転していたトラック『を』撥ねられて俺は死んだ…」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054898105775


異世界転生ものにおいて最も風評被害に遭っている職業がトラック運転手だ。

常に安全運転を心がけているのに、いつも謎の当たり屋に狙われて過失致死で逮捕される。

これはそんな不幸なトラック運転手たちの中でも更に不幸な使命を背負ってしまった男の物語である。


<メリーさんの断末魔> 作者様 黒銘菓(クロメイカ/くろめいか)

「断末魔と臓物の撒き散らされる音が聞こえる」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054890622482


皆さんご存知メリーさんのお話です。

※バ過度なグロテスク表現はないのでご安心ください



(ここからは連載作品の紹介です!)



<市立美音原中学校、全校生徒で吹奏楽部!> 作者様 もここ

「第2章まで読んでください。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054894515644


 その日々は、眩しく、尊く、有限で。

 笑って泣ける、王道なのに新感覚? の青春小説。一見気弱なこの先生は、実は凄いのかもしれない。

*°+

 中学教諭になって五年。念願の吹奏楽部が『ある』と聞いたからど田舎でも妥協した。しかしいざ赴任してみるとそこには吹奏楽部なるものは欠片も存在しなかった。

そんな中迫る中学『合併』の話。大切な母校の名前が消えるかもしれない、と生徒たちは憤る。そこに先生である僕が打ち出したひとつの提案とは……?




<たびあげは、空を飛ぶ。> 作者様 オロボ46

「少年は翼を隠していた。自分と似た者と出会うまでは。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054898362411


期間限定で名称を変更しております。

【元タイトル】化け物バックパッカー、空を飛ぶ。

2話完結の短編です。


とある田舎町にある展望台。

そこへ向かうリフト乗り場で、少年は老人と少女と出会う。

少年が抱えていた事情を話したとき、初めて翼が羽ばたき始める。


化け物バックパッカーシリーズ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054895479999


作者様よりコメントが届いております。

「こんにちは、オロボ46です。

今回はお試しで名称を以下のように変更しております。


【タイトル】 化け物バックパッカー → たびあげは

【作品内の名称】 化け物 → 変異体


前の「化け物バックパッカー」がいい!! という方がいましたら、応援コメントか私の近状ノートから教えてください。


また、下書き共有機能を利用して、タイトルの変更案を置いておきます。

https://kakuyomu.jp/shared_drafts/FjFZ4JMfqji6LoTu3oJYdrjyCDpUitBM

この中からいいものがあれば、もしくは新たな案が思いついたら、

ぜひ応援コメントか近状ノートにてお願いします。」




<灰の旅人> 作者様 棘 慧

「私は己を、世界を知りたい——。「十二国記」的、王道ハイファンタジー 」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054897770454


 ここ、<言ノ葉ノ国>では、皆、生まれながらに<詩)>という不思議な光る字を読むことができた。<詩>を紡ぎ、火や水、木や土の力を少しだけ分けてもらうことで、民たちは概して普通の暮らしを営んでいる。

 しかし、<言ノ葉ノ国>ではウェンという、獰猛で残酷な化物が、人の血肉を求め度々現れた。

 そんなウェンを狩る<狼>に身を置くアトイは森の中、1人の少女と出会う。

 真っ白な髪と紅の瞳をもった少女は、腰に太刀を携えていた。

 しかし、その少女、自分には一切の記憶がないと言う。

 そんな少女を訝しむも、アトイは少女と共に、歩きだした——。

 なぜ世界はこうであるのか。なぜ自分はこうであるのか。未曾有の厄災に立ち向かい、様々な人の思いを知りながら、その謎を追う二人の旅が、いま始まる。

(一部抜粋)



<おそろしき姫と蒼の王子> 作者 戸﨑亨(企画主) 

「 悪を滅ぼす蒼炎は、悪を守る忌むべき炎となった。妖の姫と蒼の王子の逃避行」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054900707137



 妖。それは古来より、人類を脅かす超常の力「呪術」をもって、多くの破滅と殺戮をこの世にもたらした。

 そして当世でもまた妖はあらわれる。人の姿をしていながら人を殺すそれは『おそろしきもの』と呼ばれ、脅威となっていた。

 それから人類を守るため。人間の身でありながら呪術を使い、人々を守る組織があった。

〈律〉

 そこに所属する15歳の蒼は、かつて呪われ、人界から排除された悪である紅を守るため、英雄の証である蒼き炎を持って、反逆者となる。




<『29』~結び~> 作者様  葵 しずく

「 29歳の男と、18歳になるJKとの、焦れ焦れの軌跡を覗いてみませんか?」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054894909740


 二十代最後の誕生日。仕事帰りに駅のホームで、偶然拾ったキーホルダー。

 偶然にも帰宅途中で落とし主である女子高生に出会う。

 だが、彼は探し物のキーホルダーを女子高生に届けたのだが、感謝されるどことか酷い罵声をうけた。間宮にとって二十代最後の誕生日が、忘れる事が出来ない程の最悪な日になってしまった。

 一方の瑞樹は、親切に落とし物を届けてくれた彼への態度を、激しく落ち込む程後悔していた。瑞樹がそんな態度をとってしまったのは、彼女が過去に抱えたトラウマが原因だった。

 だがそれから2か月後、2人は思わぬ形で再会を果たす事になる。

 過去に心を置いてきた間宮と、過去に巻き込まれてしまった事件の為、過剰に男を拒絶する瑞樹。

 凍り付いていた2人の時間がゆっくりと動き出す。

(一部抜粋)



<小国の王太子、美人だが有能ゆえ男に嫌われる選帝公ご令嬢と結婚する。> 作者様 モモ

「婚約破棄された優秀な大貴族令嬢が小国の王太子に嫁ぐお話」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054897115581


第2王子アルベルトは本の虫を目指し、王立図書館の司書を狙っていたが兄が死亡し、王太子に任じられてしまった。しかも、王も病で倒れてしまった上に美人だが男に嫌われている選帝公のご令嬢が嫁いでくる事に。

そんな不本意ながらも王太子となった彼が幼馴染みの従者と嫁とともに王国を躍進させ……られれば良いなと言うお話です




<育児中に魔法少女!?> 作者様 タニオカ

「悪と戦えって?育児中ですよ!? 」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054896442027


魔法少女を探すため異世界からやってきたネコ型魔獣シロ。育児中のママの凛には特別な力があるようで魔法少女に最適!ぜひ魔法少女になってもらおう!

でも凛は仕事に子育てに忙しい。それに何か秘密もあるようで…?


子育ての大変さ、楽しさを共有できるような作品を目指します。




<就職活動はままならない> 作者様 あけがえる

「就職活動は青春です 」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054897898836


就活にまつわる学生や社会人のお話です。

章ごとに主人公とテーマが変わりますが、

途中の章から読んでも話が分かるようにしています。


第1章 中田くんは思い出せない

 お酒の飲みすぎで記憶とカバンを無くした社会人一年目のお話。

 なぜ記憶を無くしたのか。なぜ働くのか。なぜ失敗するのか。

 どうでもいいことも、大事なことも思い出しながら、

 中田くんが自宅に帰ろうと頑張ります。

 果たして、中田くんは無事に帰宅できるのでしょうか。




(宣伝)

新しく、連載作家の皆様の小説を紹介させていただく企画を開始しました。

「連載作家様の作品紹介『週刊カクヨム (非)公式レビュー』

と名付け、早速第1弾を週刊カクヨムの目次を載せている創作論

こちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054897221146

に掲載しています。


これからも他の方の作品をどんどん載せていく予定なので、お付きよろしくお願いいたします。


「現在第2弾の作品のレビューを考え中です!」


自分の作品が広く知ってもらうことができることこそが、週刊誌として最も作者様に返せるメリットだと考えています。これは週刊誌を名乗っていますけど特に報酬もありませんしね。



(編集後記)

 今回の企画では短編を募集して私がニヤニヤしながら、楽しんでいたわけですが、短編というのは長編とはまた違った難しさがあります。


 限られた文字数の中で、できることは限られている。登場人物を自由にしゃべらせていたり、長々と世界観を見せてしまっては、それだけで短編の域を超えてしまいます。


 どの場面を書くか、登場人物に何をしゃべらせるか、その作品の中で何を成し遂げるか、そこにどのような心情の動きがあるか。それを無駄なく、しかし文学作品としての豊かさを伴って表現しないといけない。


 今回の参加作品は、非常に現実世界に則した世界観が多かったのは、私たちの中にある常識を利用して、少ない文で場面を想起させやすく、節約できた分を、他の表現をより豊かに活き活きとさせるために使っている印象を受けました。


 皆さんの作品を見て、私も勉強させてもらっています。今後も度々、企画を立てては1執筆者として研究させていただきたいと思っています。


カクヨム一大企画を夢見てまだまだ頑張っていきますよ。週刊カクヨム!


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