初めての外でシャワー
合計40分のドライブ
車酔いになるだけで、物理的な外傷は無く無事(仮)に終わった。
「今日はありがとうございました!
とりあえずお風呂入りたいんですが、どこに風呂ありますか?」
僕はジョナサンとれみさんに聞く
「2箇所あっけど家の中にある方がいいかな
もう一つは君のベットある建物の外にあっからね」
2人はちょっと相談してかられみさんがこう答えてくれた。
「え、外にお風呂あるの!?露天風呂ですか?」
「日本と違うよ。シャワールームがあるだけだし、マイクが手作りで作ったものだから期待しない方がいいよ」
ジョナサンが笑いながら、期待しない方がいいよと言う
期待しない方がいいよと言うが
外でシャワーを浴びるなんてこと人生で一度もない
そんな僕に期待しない方がいいなんて
ジョナサン、期待しないことを期待しない方がいいぜ?
「今日は外でシャワー浴びますー
ちゃんと期待しないで期待します!」
「ちょ、何言ってるか分からないけど
四角い建物の方入って右側に扉あったっしょ?
その奥にあるから行っといでー」
れみさんが場所を教えてくれる
「了解しました!それじゃお風呂入ってくるんで、また部屋で会いましょー」
「うちら、反対の建物に住んでんだわ。会うならキッチンでだね。」
「あ、そうなんですか?したらまたどっかで?」
「同じ敷地にあるからすぐ会うよ」
2人は笑ってそう言って、僕らは一旦のバイバイをした。
僕はベットに戻ってお風呂道具を片手にしてから、あの右側にある扉を開けた
その扉の向こうの光景は...
ゴミ捨て場
角材のゴミやビニールのゴミが奥の方に散乱としている
扉のすぐ左側に木で枠組みされたシャワー室があり、
枠組みされている木のギザギザした感じなど
素人(マイク)の作ったものと分かりやすい
「期待しない方がいいって2人言ってたけど、違う意味で期待を超えたわ...」
そんなひとりごとが漏れた
ボルトで止めてる木の扉を開けシャワールームの中のへ入る。
中に脱いだ服を置ける籠などなくシャンプードレッサーのようなものもない。
とりあえず靴を脱いで、脱いだ服とか掛けられそうな場所を探そう
冷たっ
足元から体温を奪われる。
素足から伝わる冷たさにじょりっとした感触
コンクリートを踏んだ時の感触だ
おいおい...
マイクが作ったシャワー室は、コンクリートの上に、厚めの長方形の大きい木の板を3枚をくっつけて
最後の木の板1枚を開閉できる扉にした4枚張りの中をシャワールームにしたみたい
中にはシャワーしか無い。
正真正銘、言葉通りのシャワールームだった
これは家の中のシャワーの方が絶対いいな...
明日はそっちに入ることを断固として決めた。
服はどこにも置くところがないから扉の上にかけて置いた
ちゃちゃっとシャワーを終わらせてYoutubu見てゆっくりしよう
ここのシャワーは親方の家と同じ
ダイアル式で水温が変わるタイプ
そう、しょっぱなの水は冷たいタイプだ。
なので冷たいシャワーに当たらない様に、シャワーヘッドを横にしてダイアルを回す賢くなった僕。
ちょろろ...
か細いシャワーの垂れる音
ししおどしが垂れる水の様に弱い
水圧鬼弱すぎだろ...
シャワーヘッドを横にずらさなくてもつめたってならんかったわ...
少しイライラした僕
れみさんは運転雑なのを理不尽に車のせいにしてたけど
このお風呂の環境はバン(車)と違って絶対お風呂が悪いだろ...
マイクにこのお風呂の改善を求めたい家(ガレージ)に到着した僕
今日のシャワーはいつもの5倍時間がかかった
バスを逃したりヒッチハイクしたりとか最後には車酔いをして疲れすぎていて
いくら冷水シャワーを浴びていたってベットに入ると
そのまますぐに気絶したかのように眠りに落ちた
明日の仕事の時間も知らないまま...
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