88話 魔力貯蔵


 え?4連休でなんでこんなに大量投稿するのかって?そんなの決まってんだろ。暇だからだよ( ー`дー´)キリッ


 ★☆★☆


「ふぅーーー」


 目を瞑り、深呼吸をする。これから行う事に対して集中するためだ。


 現在、朱雀の縄張りであった大火山の山頂にいる。


 ここが魔界で一番高く


 そして何より全てを見晴らせる事の出来る場所だからだ。


「行くぞ!」


 目を開け、気合を入れた。


「【捕食】暴走解放!」


 暴走解放させ、周りの漂う濃密な魔力を喰らっていく。


 吸収をするが如く、周りの空間を


 天にある魔力を全てをのみ込んでいく。


(よし!作戦通りだ。)


【魔力貯蔵】のおかげで、これ以上貯められないはずの魔力を貯めることが出来る。


 だからそのまま魔力を吸収し続けた。


「でも、まだだ。まだ足りない」


 だから


「【限界突破ァァァァ】」


 更に力を引き出した。


 それに伴い、空の景色が徐々にだが変わり始めた。


 赤黒い景色だった空が、どんどん青く澄んだ空に変化していく。


「行ける!」


 雷の音が轟く暗黒を思わせる景色がどんどん無くなっていく。


 俺はそのまま捕食を続けたのだった。




 ★☆★☆


「マスター大丈夫?」


 エレナが下から覗き込んでくる。どうやら心配しているようだ。


「な....なんか気持ち悪い....が....平気だ....うぷっ...」


 謎の吐き気を我慢しつつ、耐える。


(ここで吐くなよ俺。もう少しだ耐えろ。)


 もう少しで全ての魔力を吸い取ることが出来るからだ。


「キタ!」


 魔界の魔力を全て吸収した。必要魔力が貯まったのを実感する。


「これで目的を果たすことが出来る。」


 周りを見渡せば、景色は青く澄んだ空に


 緑豊かな大地と化していた。


 魔力濃度が濃すぎるが故に、植物が育たず、空は変化していたのだろう。


 濃すぎる魔力が悪影響を及ぼしていたという事か。


 魔力を吸い取っている時、大地が魔力を勝手に吸い始めたせいで緑豊かな大地となった。


 少し魔力を持っていかれたが、まぁ良いだろう。許容範囲内だ。



 そう思っていた直後ー


『【無限魔力】を習得しました。』


 脳内に文字が現れたのだった。

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