2020年6月3日の夢の話
今日みた夢が中々印象的だったので書きたくなった。
私は、高校時代からの友人と、熊本県に旅行に行っていた。
結構田舎に行ったので、自然豊か。私はその辺に竹が生えていたのを珍しがったり、茂みを歩いていたらデカいダニが手について怖がったりしていた。
茂みを抜けると広々とした地に出た。そしてそこはなぜかブラジルだった。
なぜブラジルだと認知したのかも分からないが、ともかく私と友人はブラジルに来ていた。ブラジルは真昼間だった。
まず我々は、そこから歩いてカジノに行った。お金をコインと交換したくてカウンターにずっと並んでいたのに、カウンターのお姉さんから相手にしてもらえず。2人とも萎えたので、外に出た。
外に出ると、路地裏の人気の少ない場所に、由緒正しき建物を見つけた。
その建物の頂上には棒がついていて、その棒の示す方向に、他の有名な都市があるという。例えばあっちはブエノスアイレスだよと、おばさんが教えてくれた。うん、そういうの、良いよね。
友人はけっこう近づいて、そして私はちょっと離れて、その由緒正しき建物を外から眺めていた。そのとき、上から建物の一部が降ってくることに友人が気づいた。これはまずい。できるだけ遠くに逃げないと、と私も友人も走り出した。
その間に、建物はそのまま、バタンバタンと全壊してしまった。幸いなことに、周りには人はいなかった。中にも人のいた気配はないが…どうだったんだろうな。逃げた我々には知る由もなかった。
我々の走っている前に、一人の少年も走っていた。その子の前に、車が一台横向きで止まっていた。少年は車に気づくと、走りながら電柱のコスプレをし始めた。車の中からおじさんが出てきて、少年に襲い掛かったが、少年は振り払ってそのまま走っていった。
私は走りながらその光景をみて、瞬時に思い出した。
先日みたテレビ番組で、
”ブラジルでは、何か事件が起こったことに乗じて誘拐をもくろむ者がいる。そういうやつらはその辺に車を止めて潜み、事件によってパニックになって逃げてきた人をさらう”
”誘拐されないよう、ブラジルでは人々は(何かが起こって)逃げるときにコスプレをする”
という話を耳にしたことを。ああ、これかと。
私と友人は、誘拐犯が少年にてこずっていたおかげで、その車を通りすぎることができた。
すると今度は、人々でにぎわう通りに出た。そこも案の定パニックになっていた。
私と友人は人々をすり抜けて逃げようとするが、私は銃を持ったおじさんとすれ違うことになった。銃というか、ライフル銃?猟銃?
ちなみに友人は、道路を挟んで向かいの歩道を先に行ってしまっていた。
さて、そのおじさんとすれ違う際に私がワタワタしてしまったのがいけなかった。
おじさんは私に向かって発砲し始めた。何度も何度も。
ここで再び、先日みた番組がフラッシュバックする。
”ブラジルでは、何か事件があって人々がパニックになった際、自分の身を守るために銃を持って歩く人もいる。そういう人は、挙動不審な人間をかたっぱしから撃ち殺そうとする”
うん、今の状況はこれだ。そしてこれは、まずい。
私はその瞬間に、今までとは反対方向に逃げ出した。
友人はもうどこに行ったのかわからない。
おじさんはめっちゃ撃ってくる。絶対絶対当たった、死んだなと思ったのだが、私には当たってもいなければ痛みもない。何で?
というところで、目が覚めた。
ブラジルに行ってみたい、でも全身防弾服で歩きたい、という何とも言えない気持ちになった。
ところで、私は昔から、あまり治安の良くない国や、日本人があまり行かないような国に行ってみたい、もっと知りたいという憧れを持っている。アフリカや南米、中東など。その憧れが夢に出てきたのだろうか。
あと、夢を見た後、しばらくそれが現実か夢か分からないときがある。例えば今回なら、テレビ番組の話を、現実にみたんだったかな…?とさっきまで思っていた。不思議な気持ちになる。
そんな本日の夢の話であった。
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