「父ちゃん日記(11/12−11/15)」 2015年12月22日

ナツが産まれてすぐに、ダウン症かもしれないと知らされた。


何かの役に立つかもしれないと思い記録的に日記をつけていたが、読み返すと、心が揺れまくっていたことがわかるので、ここに残しておこうと思う。


今となっては(2015年12月22日のこと)、まるで一度もショックを受けていないかのように振舞っているが、それは心のパラダイムシフトが起きたからだ。

このブログを読んでいる親戚には、当人たちがまるで気にしていない顔をしていることで、逆に気持ちのやり場がなかったり、奇妙に思ったりしているかもしれない。

もしかしたら、そんなことへの弁明にもなるかもしれない。


2015/11/12

サッカー日本代表、シンガポール戦も終わり、だらだらとしていた22時頃、妻が、いつもよりおなかが痛いと起きてくる。

病院に電話をし、妻一人タクシーで病院へ。

ハルと二人だけのベッド。どうなるかわからず、眠れない。

日付変わり1時くらいに病院から電話。

着いて30分くらいで破水したからこれから分娩。明日朝、できるだけ早く来てくださいとのこと。

眠りは浅く1時間ごとくらいに目覚めながらも眠る。


2015/11/13

朝6時、ハルを起こす。

自転車で病院へ。7時過ぎに到着。

妻は麻酔で朦朧としていたため、赤ちゃんは保育室に。

予定よりも4週間近く早く生まれ、低体重なこともあり、低体温気味らしい。

妻より元気なようだが、ずっと寝ていた。

ぱっちり二重まぶた。僕の遺伝か。

しばらくするハル飽きる。

ばあば(僕の実母)宅へ。今日から退院までばあば宅で暮らす。


2015/11/14

午後、ばあばとハルと3人で病院へ。

名前が決定したと妻から連絡。ナツ。


2015/11/15

妻から連絡。

動脈管開存症の可能性あり。ネットで調べる。

心不全などの命に関わることもあるようだ。

それよりも気になることは、ダウン症の子に動脈管開存症が多いという情報が目に入ったこと。

ナツは確かにぱっちり二重まぶた。これはダウン症の特徴でもある。

何度も撮影したスマホの写真を見る。

ネットでダウン症の画像検索をして見比べたりする。

微妙…。

他にも、赤ちゃんの割に指を握る力が弱いような。目も吊りあがり気味。

いずれにしろ、明日病院へ行き話を聞く。

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