「お風呂の水」 2015年9月12日

お昼寝しない日は、妻が帰ってくる前に風呂に入っておくのだけど(最近は昼寝しないから、ほとんどそうなっている気がする)、ここのところ寒暖差が大きく、風呂の湯温が寒かった日の高い設定のままになっていて、今日のお風呂は少し熱かったようだ。


「ちょっと熱いよぉ」と言うので、直接蛇口から水を注ぐ。水が勢い良く注ぎこむのが面白いのか、もういいでしょ?と止めると、「まだ熱いよぉ」 と言う。

僕が体を洗い終わり湯船に入ると、もうだいぶぬるい・・・。しかも湯量がやたら多い。当たり前だけど。


「ずいぶん冷たいけど?」とハルに言うと、気まずそうな顔をする。

それでも「ちょうど気持ちいいよ」と言うので、「きっと母ちゃんが、なんか冷たいなあって言うよ。水も多いし」と僕が言うと、手桶で水を捨て、「これでばれない?もっとたくさん水を出さないとダメだね!」と、一生懸命水をかき出すハル。


失敗したとか、ばれるとか、ばれないとか、なんだか悪巧みができるようになってきたのだな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る