「卵アレルギーほぼ克服?」 2015年7月23日 (妻より)
卵アレルギーのアナフィラキシーで救急搬送されたのは、昨年の秋10月(2歳直前)。
アレルギー反応が出た後しばらくは、体が過敏になっているので完全除去だったけど、アレルギーの治療としては、その後は食べられる量は食べさせた方がいいという医師の指導があった。
母ちゃんはびびっていたけど、父ちゃんは果敢に挑戦。
食べさせるポイントは、とにかく少量ずつ、食べさせること。
食べられた量を急に増やさず、何日か続けてから量を増やすこと。
そして、とにかくよく火を通すこと。
卵のアレルゲンはよく火を通さないと、強く働くらしい。
救急搬送されてからひと月後から、ごく微量食べさせ始める。
ごく微量というのは、原材料に卵が入っているけど、微量にしか入っていないと思われるものを少量ずつ。
しかも、すでに完全に火が通っている(もしくは簡単に火を通せそうな)食品をチョイス。
あんまん、ハム、ベーコン、ロールパンなどから始めた。
ハムを1cm×2cmくらいから始めて、食べた後は2~3時間様子を見る。
何を(メーカや商品名まで)どのくらい、いつ食べさせたか、すべてノートに記録。
摂取量の増やし方は、量が少ないうちは、倍にしていく感じ。
ちょっと増え方が急かな、と感じるときは1.5倍とか。
2ヶ月くらいで、ハム・ベーコンは1枚、ロールパンやあんまんは1個クリア。アレルギー症状は一度も出ず。
2月くらいからは、色々な加工品を食べさせていく。
色々な菓子パン(カスタードやマヨネーズは火が通っていない卵なのでNG)、ラーメンや練り物など。
どれもアレルギーを起こさずにクリア。加工品はほとんど気にせず食べられるようになった。
4月終わりころから、いよいよ卵本体にチャレンジ。
卵黄に関しては、1歳前半のころにクリアしているので、確認程度。
とにかく、しっかり火を通すため、20分くらいゆでた超固ゆで卵。
始めは卵白1/8個から。4~6日くらい同じ量を食べさせ、増やす。
体調の悪い日(特に胃腸関係)は絶対やらない。
量を増やすのは、平日の昼間、かかりつけ病院がやっている時間。
1/8個→1/4個→3/8個→1/2個と徐々に増やす。
ここまでで1カ月半くらいかかった。
でも、一度もアレルギー症状は起こさず。もう、救急搬送されたときの量をはるかに上回っている。
なので、食べられるかどうかの試験ではなく、このテスト自体がアレルギーの治療になっている。
アレルギーというのは、本来無害であるはずのものを、身体が有害と勘違いして、免疫が過剰に反応する状態のことらしい。
食物アレルギーについては、皮膚や粘膜などから吸収された食品は、有害と誤認される可能性がとても高いと考えられている。
だから、アトピーの赤ちゃんの口の周りの炎症が起きているところに食べ物が付着したり、大人でも食品の成分の入った化粧品とかを使うと、食物アレルギーを起こす可能性が高くなったりする。
逆に、腸からトラブルなく吸収されたものは、安全と判定されやすくなっているらしい。
だから、少しずつ量を増やして、腸からアレルギーを起こさずに吸収させることはとても大切なことのようだ。
現在は、よく火を通した(15分くらいぐつぐつふたをして煮込む)親子丼や、自家製プリン、シフォンケーキなども食べさせられるようになった。
卵の量も、全卵で2/3個までクリア。
まだ、カスタード、マヨネーズとか、アイスクリーム、半熟卵みたいな完全に火が通っていないものは食べさせていないので、注意は必要だけど。
でも、卵アレルギーほぼ克服と言っていいと思う。
それもこれも、父ちゃんの勇気とたゆまぬ努力のおかげですな。
学校にはいるまでに、完全克服できているといいなぁ。
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