「中途半端だな、自分。。」 2015年2月24日
いつものように、ハルと公園へ自転車で行った。
遊具やらストライダーやらで一通り遊んだ後で、水たまりを発見したハル。
「入ってもいい?」と聞かれるが、遊具で遊ぶためにスニーカーで来ていたので、当然入っちゃダメ。
ところがあまりにしつこく入りたがり、座り込んでそこから動かない。
ダメな理由は・・・
靴や靴下が濡れるから。
濡れたら風邪をひかないように、すぐに帰らなきゃならないから(あと30分くらい遊ばせたかった)。
帰りに自転車に乗るときに自転車が汚れるから。
泥だらけの靴や服を洗わなきゃならないから 。
と、いろいろあるけれど、ふと思った。
寒くなる前に、タオルで拭いてやり、靴と靴下を脱がせて、自転車にハルを乗せてすぐに帰り、お湯で足を洗い着替えれば、問題ないのではないだろうか?
理由とは言ってみたものの、ほとんどこっちの(大人の)都合じゃないか?
すぐに帰って着替えれば風邪ひかないだろうし(今日は比較的暖かいし)。
もう少し遊ばせたいのだって、お昼ご飯やお昼寝のタイミングを考えてのこっちの都合だし。
そんなことでハルから楽しそうなことを取り上げてしまっていいだろうか?
多少自分が犠牲になれば(しょせん子育てなんてそれの連続だし)、ハルが楽しめるじゃないか。
と、思い、入らせることにした。
水たまりでこけていないことを祈りつつ、自転車置き場に戻り、自転車を水たまりのそばにスタンバイ。
こけてはいないようだ。
ビシャビシャやって遊んでいる。
遊具が濡れていた場合に使う予定だったタオルを鞄から取り出し、濡れものを入れるビニール袋も用意して、準備万端。
通りかかる年配の方々が心配そうに見ていた。「ダメだよ」と声をかけてくる人もいた。 ま、普通はそうだよね。
足が冷たくなったのか、ひとしきり遊ぶと、「そろそろ帰るよ」に素直に反応。
靴と靴下を脱がせ、ビニール袋に入れ、タオルで足を拭き、自転車に乗せる。
すぐに帰宅し、お風呂場で洗う。
あとは拭いて着替えるだけ(その後に汚れものを手洗いするけどさ・・・)。
というところで、シャワーを奪い遊ぼうとするハル。
ダメ、というと風呂場に座り込み、着ていた下着が濡れた。
そこで怒りがこみ上げてきてしまった。
ハルのためにいろいろ考えて遊ばせてやって、後処理までやったのに、仕事を増やしやがって、なんたる仕打ち!と、我慢ならず怒ってしまった。
ふう〜。
…怒るくらいなら最初からやらせなきゃいいのに。
やらせたのなら、最後まで付き合って我慢すればよかったのに。
中途半端だな、自分…。
親が我慢すれば良いことなら、できるだけなんでもやらせてあげたい。
そうは思っているのに、今回は失敗だった。
いっそのこと一緒に楽しめば良かったのかもしれないな(長靴を用意しておくとかね)。
その域に達するまでは、もう少し成長が必要なようだ。
もちろん親の。
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