戦争において、明確にどちらが正義でどちらが悪なんてことはないのでしょうね。
好みや主義主張は、人によってそれぞれで。
それを一つにまとめようとしたり、自分と合わない意見を潰そうとすると、争いになってしまう。
ロイとデニス、たまたま敵対する勢力にはいましたが、互いに通じ合える相手だったんですね。
何かに迷って、取るべき行動を選ぶ時、案外そういう何気ないことが決め手になることもあるかもしれませんね。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
よくある議論ですが、悪に悪の正義があるみたいなことですよね。絶対値としての悪やその反対の善は人間に存在しないっていう。
このお話のテーマの一つとして、その辺りがあります。どれだけお題目を並べたところで、人間同士どれほど違うんだい? というところでしょうか。
そういう意味でこのお話には、対比になっている二人というのが多く居ます。ロイとデニスが一番あからさまに、遠いところに居る似た者同士ですね。
他にも、近くに居るけど遠い。遠いところで似ても似つかないなどなど。まあ主題に絡まない関係も多いですが。
それはともかく、親近感とか共感とかって、大げさなことより身近ななにげないことのほうが多いように思っています。
そういうお話でした。
今日の朝食が何かよりも誰と食べるかに気付いた朝は清々しいと思う。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
誰と食べるかは重要ですね。おいしくしてくれる相手が居れば、それが白湯であってもいいのかもしれませんね。