異世界もの②

今回紹介するものは榎木洋子先生の「守龍シリーズ」です。

いわゆる龍が存在する世界の話ですね。龍というものがその世界の国の王家に仕えることで国を守り繁栄させていくといった世界観だったと思います。

うろ覚えなのは、最近読んでいないからです。そのシリーズはいくつかの作品に分かれており、それぞれ主人公が違いますが、確実に同一世界です。

その出だしがいま流行りの転移ものですね。

「リダ―ロイスシリーズ」と呼ばれるものは、主人公が異世界に転移します。まあ、正確には異世界の王子だった彼が、王国の危機で別世界(現実世界の日本?)に幼くわして逃れていたんです。記憶を消されて、彼とともに逃亡した王家に仕えていた従者を父として育ちます。それから、高校生ぐらいになったときに王家の敵とされるものに襲われ、養父によって異世界へと転移するわけです。その際、同級生の女の子も転移します。そこにあったのは、氷漬けされた故郷でした。それから、まあいろいろあって、彼の記憶も戻って、どうにか王国を氷漬けから解放します。それからもいろいろとあるわけです。実は姉がいて、彼女も現実世界に逃げていたので、再び現実世界へいったりもします。最終的に平和となり、現実世界の同級生と結婚し、国王となるわけですね。

そして、一番すきな話で「守龍シリーズ」を読むきっかけとなったものが「リダ―ロイス」の時代から1000年も昔を舞台とした物語「龍と魔法使い」の話です。この話の主人公は乱暴者で口の悪い魔法使いです。彼は龍の卵を守るところから始まります。そして生まれてきた龍が魔法使いを気に入るんです。それから、またいろいろとあり、国を出ることになった彼は龍の娘と旅をすることになります。やがて、彼は運命の女と出会います。そこが悲劇の始まりになるわけです。

龍の娘、天使族の娘、そして魔法使い。この三角関係が「リダ―ロイス」の時代にもかたりつがれるような悲劇を生み出すわけです。

最終的にはハッピーエンドにはなりますが、その悲劇による遺産は1000年後のリダ―ロイスの時代まで残るんですよね。

ちなみに「守龍シリーズ」でもっているのは「龍と魔法使い」のみでほかのものは持ちません。

だから。うろ覚えで紹介しました(笑)


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