第509話 年、年度のずれによる襲撃

 九月というと、なぜか半ばというイメージがありますが、一年全体を通して見てみると、実は半ばではなくて、その月が終われば一年の四分の三が終わったことになります。


 九月に半ばというイメージが定着しているのは、学校でも、会社でも、社会的な多くの組織が四月から活動を始めるからでしょう。四月からカウントすると、九月までで六ヶ月経つことになり、半ばという認識が正しいことが確認できます。


 一年という単位と、年度という単位がずれていることに関しては、プラスに作用する場合よりも、マイナスに作用する場合の方が多いイメージです。何か書類を書く際にもいちいち換算しないといけないし、数字に慣れていない身としては、三月までは年度としては同じ、四月から違うというのは、感覚的にすぐに理解できなくて困ります。


 海外では(学校だけかもしれませんが)九月から始まるのに、日本の多くの組織が四月から始まるというのも、なぜ一致していないのか、させないのか、疑問に感じます。きっと何らかの理由があるのでしょうが、日本は保守的な国なので、単に面倒だからという理由でしかないかもしれません。

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