第487話 やっぱ秋でしょう

 今まで暑かったのに、急に冷たい気候になって、気をつけないと体調を崩しそうです。蝉の声もなくなって、ほかの虫の鳴き声が聞こえるようになりましたが、個人的にはこういう季節の方が好きです。


 冷たい空気に包まれていて、曇り気味の天気がなぜ好きだと感じるのか、個人的に分析してみましたが、おそらく、幼少期(小学生くらい)に、このような季節に色々な出会いを経験したからだと思います。出会いというのは人との出会いではなく、ものや作品との出会いです。アニメだったり、音楽だったり、はたまた当時流行っていたカードゲームなど、色々な遊び道具と出会ったのがこの季節だったように思えます。特に小学生の頃は放課後に室内で遊べるのが雨が降っている日に限定されていたので、そうしたことも関係しているかもしれません。


 読書の秋、恋愛の秋という言葉がありますが、たしかに、秋はそうしたことをするのに適しているように感じられます。優しい気持ちがないとできない。夏のように周囲が煩くて、生きるのに過酷な状況だと、他者にまで配慮を向けるのが難しいのではないでしょうか。

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