第450話 自分に向いている労働の仕方を考える

 朝から晩までバイトをしている人がいるが、凄いなあ、と思う。自分にはそういう種類の集中力はないので、できないのだが、どうやったらそんなことができるのだろう、と不思議に思う(自分もできるようになりたいわけではない)。


 どうにも、自分は燃費が悪くて、燃料が切れると何もできなくなる、ということが最近になって判明した。いや、判明したというよりも、前々から気がついていたのだが、それがより体感を伴って確かなものとなった、といった方が正しいか。勉強をしていても、糖分が足りなくなると、頭が痛いような感じがしてきて、それ以上考えられなくなるし、眠くなっても頭が回らなくなる。


 一生懸命になりすぎている、というのもあるかもしれない。一生懸命というと聞こえが良いが、要するに、さらっと流せない、ということである。何をするにも馬鹿みたいに燃料を投下するから、すぐにガス欠になるという話である。将来的にも、長時間負担のかかる労働をするのは避けた方が良いかもしれない。少しずつ、でも着実に、ときどき休憩を挟みながらできる労働が、自分には向いているだろう。

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