第295話 何でも研究の対象になりえる

 役に立つか立たないかということに関係なく、どんなことでも研究の対象になると思う。今、自分の机の上にはお茶の入ったコップがあるが、このサイズのコップにはどのような飲み物が注がれることが多いのか、というテーマで研究するのも面白いかもしれない。


 自分は研究をしたことがないので(小学生の夏休みの宿題で出される、自由研究は別として)、それがどういう過程を経て行われるのかいまいち分からないが、たぶん、満足のいく結果を得られるまでには、相当な時間を要することになると思われる。なので、テーマを決める際には、それなりに面白そうな(それをやり続ける気力が保ちそうな)ものにする必要があるだろう。けれど、そこに、その研究内容が社会的に役に立つか否かということは関係がない。そういうのは、研究が終わったあとで考えれば良いと思う。


 ものに溢れ返っている現代だが、その道のプロというのは必ず一人はいる。自分はそれなりにゲームが好きだが、たとえマイナーなゲームでも、その道を極めてその結果を動画で投稿している人は沢山いる。むしろ、まだ誰もやったことのないことを探すこと、つまり研究テーマを決めることが、一番難しいかもしれない。

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