第284話 多少のリスクは仕方がない

 花粉症を軽減するためには、家から出ないのが一番だと思う。家にいても、窓を開けていれば花粉がまったく入ってこないわけではないが、症状は目に見えて改善される。外に出ていれば、花粉の嵐の中に立っているのも同じである(という、勝手な印象)。


 しかしながら、病気にかからないために、それを引き起こすリスクがあるものを完全に排除するというのは無理な話だし、そこまでする意味があるのかというと、実のところはあまりないというのが、現実だといえる。糖尿病になるのを防ぐために、糖分をまったくとらないとか、骨粗鬆症になるのを防ぐために、毎日必ず外で運動するとか、そういうことをするのは不可能に近いし、それが原因で今度は別の病気にかかるかもしれない。


 何でもそうだが、やはり適度な数や量が大事なのだろう。適度に糖分をとり、適度に外で運動をする。したがって、できる限りの花粉症対策をしたうえで、適度に外に出るのが良いという結論に至る。


 花粉は肉眼では見えにくいが、よく見えるスコープか何かが開発されれば、少しは外出が楽になるかもしれない。それを使って、飛来する花粉を避けるわけである(無理)。

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