第133話 努力の甲斐のある娯楽
ゲームをすると頭が悪くなる、というような風潮があるみたいだが、本当かどうか疑わしい。数学を勉強すると、人の心を理解できなくなる、と言っているのと同じような気がする。
まるで作業のように、何も考えずに指だけ動かしていれば良いゲームをしていれば、頭が悪くなることはないとしても、何も成長できないのは確かである。それは勉強でも同じで、何も考えずにできる簡単な数式を解いていても、それで数学の能力が向上することはない。
ゲームをやるなら、戦術なり対策なり、色々と思考錯誤しないとクリアできないものを選ぶのが良いだろう。パズルゲームやアクションゲームであれば、頭を使わないと絶対にクリアできないから、その分練習も必要になってくるし、努力しなくてはならない。その練習や努力の先に、クリアというゴールが存在する。この図式は、勉強を始め、スポーツなど、人間の様々な活動に共通している。
娯楽に練習や努力を求められるのなんて嫌だ、そんなの娯楽ではない、と感じる人もいるようだが、残念ながら、この世界に練習や努力をまったく必要としないものは存在しない。楽しみたいのなら、それなりに頑張りなさい、ということである。
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