第50話 規則が存在するのはレベルが低い証拠
基本的に、規則は低レベルな人間に合わせて定められている。
たとえば、頭の良い学校では校則が少なく、頭の悪い学校では校則が多い、と言われることがある。頭の良い、もしくは頭の悪い、というのが具体的にどのような基準に則って判断されるかは分からないが、概ねその通りだといえる。言わなくても分かる人たちには、わざわざ言う必要はないし、言わないと分からない人たちには、あえて言う必要がある。
法律には「人を殺してはいけない」とか、「人のものを盗んではいけない」などといった規則が記されているが、普通に考えれば、そんなのは当たり前の話である。それなのに、わざわざ「法律」という形で示されているのは、そうしないと分からない人間がいて、他人を殺したり、他人のものを盗んだりと、他人の迷惑になるようなことを平気でするからである。
もちろん、そういう形で示さないと全員で共有できないから、という理由もある。文字として記しておかないと、何を基準に罰したら良いのか分からなくなる、ということである。しかし、それも、わざわざそんなことをする必要はないといえば、必要はない。
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