これは、高校生の時に一回見ただけで、封印した映画です。
それなのに、細部までくっきりと覚えています。
河原ではじまった二人だけの生活の楽しい情景。美しい蛍の群舞。おいしそうなカンカンのドロップ。
それら希望に満ちあふれたものが、どんどん色あせなくなっていく。
蛍は死に、ドロップは石ころに。一回希望を見せられたわたしは、その後にくる悲劇に足がすくんでしまいました。
子供がいる今、この映画は二度とみれない映画になってしまいました。
作者からの返信
お子さんがいらっしゃれば、尚更2度と見られないですよね。封印しますよね、尚更。
でも、そんな細部まで覚えてらっしゃるのはすごいです。余程強烈だったのでしょうけど、やはり記憶力もすごかったのでしょう。
お子さん達はいつかみる時が来るのでしょうか?
この映画は、私も見れません。無理でした。
作者からの返信
ですよねえ。
こんな悲し作品って、ほかにあるんでしょうか?
テレビでも何度も放送されましたね。
とても苦しく、どうしょうもない気持ちになり何度見ても泣いてしまいます。私も「泣くから見ない」と、何年も見ないようにしていますが、忘れられない場面がたくさんあります。
戦時中の日本人をよく描かれた作品だと思います。日本人らしい親戚との関係、大人の都合、子供の気持ち、、、
ふと、戦争を知らない今の日本にもこんな子供達がいるのではないかと考えさせられます。
アニメ映画、戦時中の話し、という枠ではなくこれからも日本人に継がれていく映画になると思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ずっと受け継がれていくアニメになるでしょうし、またなって欲しいと思います。
そうですよね。
日本人の親戚関係とか、よく描かれてますよね。
こんな子供たちがまだまだ世界中にいるでしょうね。
こういう子たちがいなくなった時が本当の平和の時でしょうね。
火垂るの墓。子供の頃に見て、悲しい映画だとは思ったのだけれど、大人になった今のほうが感情移入してしまってだめかもしれない。親目線で主人公と節子を見て、泣いてしまいそう。
辛いけれど、でもこれが戦争の現実なのですよね。
とても久しぶりにレネさんの映画エッセイを読み、心に雨が降ったみたいです。←干からびていた心が潤ったという意味。
心を忙しなくしていたので、ほっとひと息ついた気分です。
レネさんの語り口は落ち着きますね♫
作者からの返信
そわ香さま。
まず、一昨日の昼の地震、お見舞い申し上げます。
多分、怖かったでしょうね。大変だったでしょう。生活に何も影響がなければいいのですけど。
私の語り口を褒めてくださり,とても嬉しいです。
このアニメは私も昔一回見て、これを書く時みたら、昔よりずっと辛くて正視できないくらい悲しかったですよ。そうですね。お子さんがいるし、そわ香さまもご覧になるのは辛すぎるかもませんね。
随分たくさん読んで下さったんですね。
本当にありがとうございます。とても嬉しいです。