名作と謳われている為、多くの人が興味がを持ち、観た後『う~ん…… 』となる代表格の映画の気がしますね。
アメリカン・ニューシネマにどのような定義があるか分かりませんが、厨二病みたいなアングラな考え方を押し出して映画にしたら、思いのほかウケたから色んな会社が作りましたってのがホントの所じゃないかな?と思っています。
作者からの返信
うーん、どうなんでしょうね。
もしそんな底の浅いものだとしたら、ちょっとつまらなすぎですね。
私はフランスのヌーベルバーグは比較的好きで、そういう目で見ると、ヌーベルバーグには、やはり波のように押し寄せた、ひとつの流れみたいな、ワクワクするものを感じます。
まあ、思想的にどこまで本物だったかは別として。
そういう意味では、アメリカンニューシネマも、ホンモノであって欲しいんですけどね。
コメントありがとうございます。
編集済
アメリカン・ニューシネマが話題になっていたようですので、私もちょっと失礼して浅学ながらコメントさせていただきます。
アメリカン・ニューシネマの時代って、アメリカはヴェトナム戦争が昏い影を落としていて、ヒッピームーブメントなどもあって反体制の空気が濃かった時代ですよね。そんななかで、ある枠組みからはみだしたアウトローな登場人物たちが、アメリカは決して夢の叶う自由の国じゃない、これが現実だ、ってところで悩み足掻く様子を見せつつ、それでもたくましく生きていこうとする様を描いたものが、当時の若者にはリアルで受けたんじゃないのかなと思います。そのへんは、〈カッコーの巣の上で〉よりも〈イージー・ライダー〉や〈真夜中のカーボーイ〉あたりのほうがわかりやすい気がします。
なんというか、退廃のなかで開き直っている感じが好きなんです(バッドエンドが多いですが。。。。
作者からの返信
なるほど、お詳しいと同時にご自分の見解もお持ちで素晴らしいと思います。
このコメント、このままここに置いておくの勿体ない気がしますね。
素晴らしいコメントありがとうございます。
多分10代の頃に観ました。そのときはロボトミーのあとのジャックニコルソンが怖かった覚えがあります…。体制への批判だと理解していました。違うんですね。今観たら違った見方になるでしょうか。
ヒューマニズムを感じる点があるとすれば、チーフが枕で殺してあげるところかしら…と思います。そこがとても印象深いです。
この映画を取り上げて下さって嬉しいです。アメリカン・ニューシネマいいですね。ヌーヴェルヴァーグよりも分かりやすく、ダメなアメリカを見せてくれるところが好きです。
作者からの返信
10代の頃にご覧になって、それなりの感想や考えをお持ちなのはすごいですね。
私は今見ても何が言いたいのかよく分からない始末です。
今おいくつかわかりませんが、今ご覧になるのも一興かと。
廃人になった人を殺してあげるところにヒューマニズムを感じるとしたら、かなり作品も暗いというか、辛いものですよね。でも、そういう作品だからこそ、あるいは、見た人によって見解が分かれるような作品だからこそ、逆にいつまでも語り継がれている、ということは、ままあるようです。
なるほど、アメリカンニューシネマというのはダメなアメリカを見せてくれるんですね。で、またそれが魅力なわけですね。
私はまだヌーベルヴァーグの方がいいですが、私と違った映画の好みを持つ方に出会えて、今とても幸せな気分です。
今後もよろしくお願いします。
追伸
間違っていたら恐縮なのですが、柊さまはフランス在住ではなかったでしょうか?どこかで拝見したような気がするのですが。
もしそうだとすると、フランス在住の経緯は分かりませんが、ヌーベルヴァーグより、アメリカンニューシネマが面白いというのは、それこそ興味がある話です。
もし、フランス在住の経緯、今フランスで何をされているのか、どんな映画がお好きかなど、ご自由に私の近況ノートに書いていただけたら、本当に嬉しいのですが。
今までに、2回みました。
雑誌やどなたかのおすすめで、観ておくべき映画だと思ったからなのです。
で、ですが、、
なんだかさっぱりわかりませんでした。
2回も観たのに、なんだかいや〜な気分になった記憶しか残っておらず。
レネさんのレビューを読み、うんうんそーだよ。そうなのだよ。とうなづいているしだいです。
3回目は…観ないかな…。
作者からの返信
あやー、チョコさまもいやーな気分になっちゃいましたか。
なんだかさっぱり分からないという感じ、よく分かります。
でも、名作と言われているんですよね。だから私も一応取り上げなきゃ、と思い、取り上げました。でも、書くのに結構苦労したんです。
3回目は、もういいっしょ!?
この映画、名作と言われていますよね。
でも、なんとなく共感がもてないというか、なんでしょうね。
ニューシネマって、確か、バイクに乗る映画「イージーライダー」とかもそうだったのかな。やはり、なんとも思わなかった気がします。というか、いやな気分になる作品でした。
作者からの返信
やはりそうですか。
イージーライダーとか、明日に向かって撃て!とか、あのへんですよね。
私も何とも思わないんですが、アメリカン・ニューシネマをお好きな方の話を是非お聞きしたいです。
アメリカン・ニューシネマの魅力って、何でしょう?
人間の素晴らしさですか……。
体制を崩し、窮屈な枠組みから出て、やりたいように好きにやっちゃおうぜ!
っていうのは分かるけれど、そのやりたいことというのが、クルーズ船を乗っ取ったり、ガールフレンドたちとお騒ぎするというのは、この映画を見た当時も今も共感できないまま^^;
私が真面目なのかしら?
この映画の主人公が「動」で人間の素晴らしさを現したとしたら、「静」で人間の素晴らしさを現しているのが日本映画なのかな?って。特に時代劇映画を見ると、寡黙さの中にある強さに心打たれます。
作者からの返信
主人公が、「動」で表現したものが、果たして人間の素晴らしさと言えるのかどうか、ちょっと疑問ではありますけどね。でも、「静」で人間の素晴らしさを表しているものが日本映画というのは賛成です。
といっても、そわ香さまのいう時代劇が具体的に何なのか分かりませんが、私は小津安二郎監督の映画なんかは、もう、静で表現された人間の素晴らしさに溢れていると思います。ここでも後で出てきますが、「秋刀魚の味」など、本当に静かな大傑作だと思っております。
話は前後しますが,人間らしさとはそういうもので、クルーズ船を乗っ取ったり、女の子を連れ込んで馬鹿騒ぎすることではないと私も思います。
特に、日本人はそういう考えの人が多いかもしれませんね。
そわ香さまだけではありませんよ。
コメントありがとうございます。