第43話 side 美川彩③
明日も7時と17時に投稿する予定です。是非お付き合いください(๑˃̵ᴗ˂̵)
デート回は今日で最後になると思います。
それではお楽しみください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
-------------------
私が目を覚ました頃にはもう既に康太君は起きていたようだった。
リビングへ行くとシャワーを浴びて髪が少し濡れてる康太君と今起きたばかりの愛がいた。
私は少し寝ぼけていたのと、昨日の抱き締めたことであまり康太君を直視出来ないでいた。
ただ康太君は私達の為に朝食を既に作ってくれているみたいで、ちょっと嬉しかった。康太君の料理は本当に美味しいから。
愛も暫くは寝起きテンションだったけれど、しばらくしていつものハイテンションになり有る事無い事を聞いてきた。
康太君の前でエッチな話をするのは本当にやめてほしい、昨日色々あったから…
しばらくして今日は休みと言う話を3人でしていたら愛が映画のチケットを渡してくれた。
美玲の映画だし、康太君と2人で行けるのは楽しみなので、ゆっくり家で過ごす予定から出かけることにした。
ただ愛がデートと発言してから少し康太君を意識してしまった。
私はデートへ行く服装を考えていた。肌の露出は康太君好きじゃないだろうし、清楚系でいこうかな。いやそれともちょっとスタイルを目立たせた方が良いかななんかを考えてたらかなり時間が経ってしまった。
結局清楚系な服装にして、リビングで私は康太君を待っていた。愛が康太君の服装を選んでいるようだった。
そして出てきたのはいつもと少し印象が異なった康太君だった。
普段はスーツばかり見ていたけど、今日はカジュアルな部分がありつつ、キチッとした感じで少し見惚れてしまった。
私は康太君に似合ってると言われて嬉しくなり、ついカッコいいといっちゃった…。
それから私達は映画デートをした。
私は週刊誌という理由で康太君に手を繋いでもらった。
でも本音はやっぱり違う。康太君と一緒にデートを楽しみたかった。ちょっと肌が触れ合うことでドキドキだった…
そして私達は映画館に着き、チケットを提示して予約しようとしたが、チケットはカップルシートだった。
これはもう愛に嵌められたと思った。正直昨日から色々ありすぎてもう頭がパンクしそうだった…
それに加えてジュースもカップル用のが出てくるし…
映画中も内容は覚えてるけど、少し意識が康太君へと向いてしまう。どうしてもジュース飲む時は緊張してしまうし、何しろ肩がずっとくっついてる…
そうして映画が終わった頃には恥ずかしながら私はもうヘトヘトだった…
康太君が次どうするか尋ねてきた。私はまだまだ続けたいので昼食を提案した。
康太君は私が疲れているのを見抜いていてくれたみたいで心配してくれたけれど、本当は仕事の疲れではないんだよね…
そして個室のあるお店で和食を食べ、次にヒルズをのぼった。
私のマンションも見えるし、東京中が一望出来た。
それにビル自体もめちゃくちゃ大きくて凄く楽しかった。ここに康太君と来れて凄く幸せだと思った。
私は康太君と写真を撮りたくなって、自撮りをすることにしたが、優しい人が写真を撮ってくれると言ってきた。
私達はお願いして撮ってもらう事にした。
腕を組んだりしてちょっとドキドキしたけど、何故かその人の要求は段々と過激になっていった。
なんか怪しいなと思いその人をよく観察してみると、完全に愛だった。私はサングラスを取り上げた。
康太君は愛だとは気付いていないみたいだけれどわたしにはわかった。声の高さは変えても喋るスピードだったりが愛だった。
これは帰ってお説教だ。せっかく康太君と楽しくしていたのに少し邪魔をされた気分だった。
私は愛を置いていってもうちょっと康太君とデートを楽しんだ。
愛の乱入は誤算だったけれど楽しいデートのきっかけを作ってくれた事には感謝しておいてあげる。
そしてこんな楽しい日々がずっと続いて欲しいと思った。
-------------------
星と作品のフォローをよろしくお願いします(●´ω`●)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます