第35話 デートへ行くことになった。
昨日はカクヨムにて約4500pv、なろうにて約25000pvを達成しました。ありがとうございます。
なろうの日間ランキングでは最高23位まで順位を上げてきました。カクヨムでは週間ランキング33位でした。ありがとうございます。
本作品の星やフォローをしてくださると執筆活動の励みになります。是非お願いいたします。
本日からは毎日2本投稿にします。6時と17時です。申し訳ありません。
また序盤の設定を少し変更しています。物語を読む際には支障はありません。
では本作品をお楽しみください。
よろしくお願いします。
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
-------------------
俺は彩に抱きしめられたあと全く寝れなくなってしまい気がついたら朝になっていた。
彩はあれから暫くして寝息が聞こえてきたので寝れたんだろう。
俺はずっとベッドにいるのもあれだと思ったので6時あたりにはベッドから出てリビングへと向かった。
正直身体はめちゃくちゃ疲れてるし、目もしょぼしょぼした感じがある。
ただあんな状況で寝付ける方がすごい…。
俺は3人分の朝食を作り始めた。まあ凝ったものはする気力が無かったので、目玉焼きとウインナー、それにサラダなどを作った。2人はまだ起きてこないため、ラップをかけて冷蔵庫に入れて置いた。
そして俺は朝食を摂りおえ、やることが無くなってしまった。
昨日の夜の雑念を振り払うために少し走ろう。そう思い立った。
俺の部屋から彩に気づかれないようにランニングウェアを取り出して着替え、マンションの外へ出た。
外は俺の気持ちとは裏腹に快晴で実に運動日和の天気だった。
最近はウェイトトレーニング中心だったために、軽いランニングにしておいた。急にスピードを上げると体もついていかない。
走り始めて気がついたが、通勤以外の道には余り出歩いていなかった。
青山に住んでいるにも関わらず外苑に来るのは今日が初めてだった。
それから5kmほど走ったおかげで心身共にスッキリした。適度な運動はやはり必要だと思った。
家に帰り軽くシャワーを浴びてリビングへと戻るとようやく2人が起き始めたところだった。
『おはよう、彩、愛ちゃん。朝食は用意してあるから電子レンジで温めてくれ。後パンはそこにある。』
『んー、おはよう康太君。朝からありがとう。』
『おはよう、お兄ちゃん。ご飯ありがとう。』
『どういたしまして。』
2人は各々朝食の用意をして食べた。朝はあんまりテンションが上がらない姉妹らしい。
暫くして愛ちゃんのテンションが上がってきて、喋り始めた。
『お2人は昨日の夜はお楽しみでしたか?』
『バカ!そんなのしてません!』
『夫婦なんだからするのが普通じゃん。私のこと気使わなくても良いよ?』
『もう、朝からやめてよ…。』
『あはは、ごめんごめん。冗談だよ。』
彩は昨日の夜自分から抱きしめた事を思い出したのか、最後の方の語尾が弱くなっている。
俺も思い出していたため一言も言葉を発する事が出来なかった。
2人の間にある気まずい空気を感じとったのか、愛ちゃんが口を開いた。
『今日って2人とも仕事無いんだよね?』
『『うん。』』
『それじゃあお2人に良いものを差し上げようと思います!』
愛ちゃんはそう言って彩の部屋へと消えていった。
どうやら自分の鞄を漁っているらしい。
暫くして愛ちゃんが帰ってきて2枚のチケットを手渡してきた。
『はい、これをあげましょう!』
『これは何?』
『これはね、映画のチケットです! お姉ちゃんは出てないけど、白鳥美玲が主演の今人気のやつだよ!』
『へえ、あの白鳥さんの映画か。』
『お兄ちゃん、白鳥さん知ってるの?』
『ああ、先週彩の撮影に着いて行った時に会ったよ。良い人だった。』
『そうなんだ!それじゃあ尚更行ったほうが良いね、会話の種にもなるし。』
『愛、なんでこんなの持ってるの?』
『それはね、2人に喜んで欲しかったからだよ。まあ暫く泊めてもらうわけだしちょっとしたお礼だと思って!』
『うーん、康太君は映画見に行きたい?』
『ああ、割と面白そうだし行っても良いかな。』
『そうね、わかった。愛、ありがとう。2人で行ってくるわ。』
『そうこなくっちゃ! 私は家でお留守番しているから、2人は映画"デート"楽しんでね!』
あ…。これ2人きりでデートになるのか…。前はただの買い物だったからデートに換算しないとしても、これは歴としたものになる…。
彩も今気づいたらしくメイクをしていないのにも関わらず頬をほんのり赤く染めている。
俺達はまた愛ちゃんによって新たな問題へと直面することになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます