第7話 同棲が始まった。
それではお楽しみください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
-------------------
ありえない2文字に一瞬自分が壊れそうになった。てか壊れてたと思う。
『同棲ってことは一緒に住むって事ですよね?』
『そうですけど……同棲しないと怪しまれるでしょう? いきなり別居婚なんて良い芸能ネタになりますし……。』
『まあそうですよね。はい。うん。え。はい。』
『あの……児島さん大丈夫ですか?』
やばい、また壊れてた。彼女いない暦=年齢の俺には同棲なんて刺激が強すぎる……
『すみません、少し意識がとんでました。
えーと、わかりました。いつから同棲になりますか?』
『2日後の月曜日に結婚をマスコミに公表する予定です。そのため明日中に引っ越しを完了させたいです。
もちろん既に引っ越し業者は手配してあります。なので児島さんのお手は煩わせませんので。それと家具は既に用意してあります。』
ん?勝手に決められてたの?色々見られちゃまずいものもあるのに……まあ俺が何言っても変わらないか。
『わかりました。では明日美川さんの家へ引っ越します。
別件なんですが月曜日に結婚を公表するのであれば、その日に同僚には報告しておきたいです。なので夜お時間お取りできますか?』
『もちろんです。横浜でお店予約しておきますね。』
こうしてトントン拍子に話は進み、契約書にサインした。
そして会談が終わった後に斉藤さんに家まで送ってもらったら、すでに夜になっていた。
昨日からのゴタゴタで1日の流れがとても早く感じる。
俺は最後の1人生活の1日を過ごし眠りについた。
翌朝目が覚めると、既に引っ越し業者が来ているらしかった。て言っても朝の9時なんだけど。
昨日の時点でまとめるものはまとめておいたからすぐ終わるだろう。
とりあえず寮の人達に挨拶だけしておくか。それと4月末までは契約になるから定期的に帰ってこないと。
すぐに引っ越し作業は終わり、美川さんの家へ斉藤さんが送ってくれた。
港区のタワマン最上階らしい。住む世界が違う。
一応斉藤さんも同じマンションに住んでいるので頼りになる。し、何も無いように監視されているらしい。
まだ流石に信用されないよなぁ……
そうこうしている間にもタワマンに着いた。
『こちらが家の鍵になります。電子キーなので無くさないようにお願いしますね。』
『はい、わかりました。』
『それと少しマンションの中を案内します。
まずレセプションに行きます。コンシェルジュさんに挨拶をしましょう。』
コンシェルジュって何だ……ここはホテルか!
そしてレセプションに着き、斉藤さんにコンシェルジュを紹介された。
『こちらが児島さんです。美川の家に暮らします。』
『お初にお目にかかります、児島様。これからは何なりとお申し付けくださいませ。』
『あ、はい。今後ともよろしくお願いします。』
こんな事経験したことないため、とてもテンパってしまった……情けなかった……
そうしてマンション内に併設されているジムやエレベーターの使い方、中のコンビニのような売店などを案内された。
なんでもエレベーターにも電子キーをかざさないといけないらしい。セキュリティがしっかりしている。俺にとっては慣れない事ばかりであるけど……
そして最後に、これから自宅となる美川さんの家だ。エレベーターに乗って40階に向かう。
40階はマンションの最上階らしい。てかマンションで40階で聞いたことないんだけど……
高低差があり過ぎて耳がキーンってなったわ。
最上階は2部屋しかないらしい。もう1部屋は今は空きらしい。なので実質美川さんと俺しかいないことになる。
そして斉藤さんに家を案内され、チャイムを鳴らす。
ドアを開け出て来たのは国民的女優、美川彩だ。
俺達の偽装結婚生活が今ここから始まろうとしていた。
-------------------
良ければ星とフォローのほどよろしくお願いします(●´ω`●)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます