出逢ったのは、顔の見えないひとだった。

主人公・野菊は、とある理由で大きな音が苦手だ。
叫び声、黄色い悲鳴もキツい。

そんな彼女が友人たちに連れられて来たのは、音楽が鳴り響くクラブだった。

クラブで出逢ったのは、顔のない男の子。
機械を頭にした、ユウヒという名のDJ。

彼との出会いが、野菊の日常を変えていく。
びっくり箱を開いてしまったがために、日々が新たな色と音を持っていく。

どうして、野菊は大きな音が苦手なのか。
どうして、ユウヒは機械頭なのか。

――謎が解けた時、新たな真実が突き付けられる。

これは、近未来の青春ストーリー。
そして、関係性を築いていく彼らの物語。

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