10/1 掛け合い「眼鏡っ子な春香」

航平「あれ、春香。急に眼鏡なんてしてどうしたんだ? 春香ってたしか視力良かったよな?」


春香「両目とも1.5だよー」


航平「じゃあなんで眼鏡をかけてるんだ?」


春香「10月1日は眼鏡の日だから、伊達メガネでもかけておしゃれしてみようかなって思ったんだよねー。どうどう、似合う?」


航平「超似合ってるぞ。すごく知的な感じがする」


春香「ちょっとこーへい!? それっていつもは知的な感じがしないってこと!? こーへいの中のわたしはアホの子ってこと!?」


航平「えっ!? あ、いや、別にその、なんだ……」


春香「なにさ?」


航平「だからほら、あれだよ、なんていうか、別にそういう意味で言ったわけじゃ……」


春香「じー……」


航平「えっと、その……だから……」


春香「カラダ・バランス飲料がどうしたの?」


航平「それはDAKARAだろ? サントリーが出してる清涼飲料水」


春香「ふぅん、ツッコミは普通に入れられるんだね」


航平「……」


春香「ねぇこーへい? なんでそんなにしどろもどろなのかな? 視線もそっぽ向いてるし」


航平「そんなことは……ないぞ……?」


春香「ふーんだ、誤魔化さなくてもいーもん。自分でもわかってるもーん。そりゃあこーへいの幼馴染は頭いいけどさぁ……」


航平「拗ねるなってば。ほら、飴ちゃんあげるから」


春香「わたしは子供かーい!」


航平「そう言いつつ貰うんだな」


春香「えへへ、甘いものは好きだから……」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る