応援コメント

第7話 《審判》は反撃を決意する」への応援コメント

  • 今回もとても楽しく読ませていただきました。


    一番印象に残ったのはやはりフェリシアさんとシャロンさんのシーンです。

    第一話の段階では、フェリシアさんの計画は、シャロンさんとは良い友達関係を続けつつ、『シャロンさんをゲームの主人公とカップルにさせる』……というもので、
    そうすれば、リズレイ家がブレーデフェルト家を陥れることもなくなるはず……というものでしたよね。

    フェリシアさんもシャロンさんのことを警戒していて、必要以上に仲良くしないように、『傍観令嬢』のままでいようとした……

    でも、一緒に学校に通うまでの間に二人の関係がどんどん近くなって、軽口を言い合えるくらいに仲良くなって……

    もしかしたら、このまま、当初の予定どおり、『良い友達関係』のままでいられたのかもしれないと、この第7話を読み終わった後に思いました。

    実際には、ジュアニッタさんの策略により、シャロンさんは認識を操られてしまい……
    その結果、フェリシアさんはシャロンさんを好きでいることに気づいた。

    第一話のときはシャロンさんに恐ろしささえ感じていたフェリシアさんが、シャロンさんのことを好きになったというのが、ほんとうに感慨深くて……
    これまで、二人の関係を積み重ねてくださったもなか様の構成・展開がすばらしいです……

    しかも、フェリシアさんが、自分の想いは、ゲームの影響を受けているわけではなくて、自分の意志で好きになったのだと、はっきり自覚しているところが、とてもすてきです。


    また、自分の気持ちをはっきりとわかって、シャロンさんのことを好きな自分を認められるフェリシアさんだからこそ、『審判』のカードを使い、シャロンさんを救うことができたのかな……などとも思いました。
    この場面で、フェリシアさんが自らに与えられた力を開花させるのがとても美しくて、感動しておりました。


    もはや「傍観令嬢」ではなくなり、「ジュアニッタさんにとっての悪役令嬢」であることを選んだフェリシアさんの活躍が楽しみです。

    ほんとうにありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    実は、この作品、この時点で書き続けるかどうか一度悩みました。
    フェリシアが当初の目的から変化するまでが急展開かな、当初の目的を貫き通したほうがいいかな……とかなり考え、一度は書き直すのも考えていました。
    結局このままでいこうと思ったけれど不安も多かったので、bisnonさんからの感想を読んでこれでよかったんだなぁと思えました。
    本当にありがとうございました。

    投稿初期の頃に書いた作品なので、拙い部分も多く読みづらいかと思いますが、楽しみながら読んでいただけてとても嬉しいです。
    また次回もお時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。