応援コメント

第1話 《審判》は気付く」への応援コメント


  • 第1話、とても楽しく読ませていただきました。


    『母の死』という衝撃的な場面から始まることで、急に『フェリシア』になってしまった名もなき主人公の衝撃と困惑、動揺が、読んでいるこちらにも伝わってくるようで大好きです。

    目の前の母の遺体から、自分の手、そして父親と、だんだんと見ているものが離れていくにつれて、自分の置かれた状況を認識していくところも、情景が目に浮かぶようで……


    その後の、公園の場面もとても好きです。

    協会の関係者が管理しているという公園の美しさが丁寧に描写されていて、ほんとうに美しい公園なのだということが伝わってきます。

    また、それほど美しい公園だからこそ、その景色を見ても落ち着くことのないフェリシアさんの動揺の深さが感じられる気がしました。


    そして衝撃的だったのは、フェリシアさんになってしまった『私』が自分の名前を覚えていないことです。

    ほんとうの自分の名前を覚えていれば、今の自分がどんな姿であっても、その名前から様々な記憶を呼び覚ますこともできるのでしょうが、
    それがわからないことで、『私』は鏡を見てもそこに映るのは自分ではないし、記憶を探ろうにも自分の名前に繋がるものは思い出せないという、『自分が一体誰なのかわからなくなる。その不気味さと恐怖』が、こちらにも伝わってきました。

    ほんとうの自分(の名前)が思い出せないままフェリシアとして生きていくしかない……
    しかも『フェリシア』はこのままでは悪役令嬢として孤独の道を歩んでしまう結末が待っているという、二重の意味で大変な状況に、フェリシアさんのことを応援したい気持ちが沸いてきます。


    フェリシアさんのこれからが心配になっているところに、『フェリシア』が悪役令嬢になるきっかけであるシャロンさんが登場することで、場面が一気に緊迫感を増すところも好きです。

    フェリシアさんは、ゲームの記憶のおかげで、『フェリシアに対するシャロンさんの思惑』がわかっています。
    たとえ、どれだけシャロンさんが積極的に、魅力的に接近してきたとしてもシャロンさんを受け入れるわけにはいかないわけで……

    シャロンさんがこれからどんな風にフェリシアさんに近づこうとするのか、そしてフェリシアさんはそれにどのように対抗(抵抗)をしていくのか……

    それによって、二人の関係はどのように変化していくのか……


    第2話を読ませていただくのがほんとうに楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    冒頭部分のイメージは最初からある程度決まっていましたが、主人公の記憶の処理はちょっと悩んだところでもありました。
    最初は名前もちゃんと覚えているパターンで考えていたんですが、本当の名前は物語に絡んでこないかも……と途中で感じ、覚えていないパターンでいくことになりました。
    カクヨムにはじめて投稿してからいまだに整備できていないお話でもあるため、最近の作品よりも読みづらい点もあるかと思いますが、またお時間のあるときにでも続きをお楽しみいただけたら幸いです。

    こちらこそ、ありがとうございました。

  • 面白ろく拝読してます😃
    ただ、登場人物のセリフが少しばかりクドすぎるように感じます。
    上品で丁寧を心掛けてるかと思われますが、過剰な丁寧さや年齢に合わない話し方は、せっかくの物語に水を差すようで勿体ない。主人公や相手の少年の年齢に違和感の無い会話の上で、丁寧さを演出されたほうが良いと思います。

    作者からの返信

    ご意見ありがとうございます。
    投稿してからこんなに早くコメントがもらえるとは思っていなかったので、とても驚きました。
    これからの創作の参考にさせていただきます、本当にありがとうございました。