中学2年・3年生

不登校になってもうすぐ1年が経とうとしていました。

2年生に進級して初めて授業を受けたのは、4月でした。

2年生はクラス替えがあり、その時に一緒になった仲の良い友だちが、この日4時間授業だから来てみない？と誘ってくれたのがきっかけでした。

聞いた直後は、行ってみたいという気持ちと無理だな…という気持ち両方がありました。

しかし、話を聞いてるうちに1回行ってみてもいいんじゃないという気持ちにかたむいていき、行くことにしました。

1年生の時みたいになった嫌だなという少しトラウマがありましたが、今回行けたら少し自信を取り戻せるかもしれないというのが行くと決めた理由でした。

そして、授業当日。友だちと一緒に登校して、2時間目から授業を受けて、友だちと別室で給食を食べて帰ってくるというプランでした。

緊張や不安、怖さいろいろ感じながら1時間目を別室で過ごしました。

そして1時間目終了のチャイムが鳴り、いよいよ教室に行く時がきました。

いつもなら普通に歩ける廊下もすごく怖かったです。ですが、できるという謎の自信がありました。

不安と自信を抱えながらついに2時間目が始まりました。

教室に入ると先生が気づいてくれて、席に座っていいよと言ってくれましたが、席に座るのも緊張と怖さで席にも座れませんでした。

そのまま立っていると先生が机を私のそばに持ってきてくれました。

持ってきたくれた席に私は座りながら授業を受けました。

受けてる最中もずっとソワソワして、集中して授業を受けることはできませんでした。

いつになったら終わるかな…なんか吐き気がしてきたような気がしてきた…と思いながら、1時間なんとか受けることができました。

本当はそのまま3時間目も受ける予定でしたが、もう限界を迎えていたので受けませんでした。

そして、3時間目を別室で過ごして、友だちと給食を食べて帰りました。

家に帰ってきても、行けたことが嘘みたいでなんで行けたのか自分でも分からず、すごく不思議な気分でした。

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