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    緊張感漂うストーリー、引導人、連絡人、空蝉、秋津といった独特の名称を持った役職、そしてその任務を遂行する者達と、事件に関わる人達が、個性豊かに描かれていて、最後まで引き込まれながら読ませていただきました!

    また、とりわけ引導人の着物の描写がとても詳細で、作品の雰囲気を高めていたように感じました。

    文代、文香の姉妹のやり取りや、赤城樟葉のちょっと抜けたキャラなども、事件とは対照的にちょっとほのぼのとしていて、全体のバランスが取れているなと思いました。

    **以下ネタバレを含みます**

    ややわかりにくかったのが、佐々木が樟葉を匿う依頼を文代にして、合言葉を使った点だったのですが(佐々木は樟葉を始末したかったのに、助けたのはなぜ?!とずっとモヤモヤしていました)これは最後に種明かしがあってわかりました。

    それから
    “ブラック企業を強請り終わった後に、報復されないように綺麗なお姉さんが自分になりすますためだったのだという。“
    とあったのですが、綺麗なお姉さんが樟葉になりすますと報復されない、というのがどういう意味なのかがちょっと分かりづらかった感じです。(理解できてなくてすみません)

    仲間内の裏切りのところについては、ハラハラドキドキしました!

    文代と恭一郎の関係も品良く描写されているなと思いました。

    穂積、長田、成東、多賀や渋い狭霧も印象的です。

    『レザーと思しきソファは、ほどよい柔らかさで体重を受け止めてくれる。』
    などの描写も上手いな!と思いました!

    長々となってしまいましたが、面白かったです!