『勇者の証』が『股間』に出たけど、ボロンする勇気がないので偽勇者に追放される ~今さら本物の勇者だと気づいても、もう遅いこっちは美人姫騎士とのんびり旅を進めるんで~
第17話 そしてまた、スライムと向き合う
第17話 そしてまた、スライムと向き合う
朝早く、目が醒める。
安宿のベットは堅いが仕方ない。
寝ぼけているフェリを横目に見ながら
早々支度を済ませ、出かける。
「どこ行くの?」
「スライム退治」
昨日と同じ場所で、スライムと対峙する。
・・・
しばらく時間が経つ。
スライムの体当たりを棒で受けるユシア
防御を覚えたので、すぐに倒される事はなくなったが、
(チャンス!)
ドゴッ
振り下ろした一撃は、
地面をえぐるのみで、スライムに攻撃は当たらない。
・・・
お昼過ぎ、
ユシアは、まだスライムと激戦を繰り広げている。
「ユシア、もうすぐ、魔獣の一軍が攻めてくるかもしれないのよ、そんなのんびりしている場合?」
フェリは焦りを隠せない。
$$$
勇者だなんだと、おだてられて、内心どこか浮かれていたのだろうか?
転職して、最初の仕事
何もかも順風満帆に上手くいくわけがない。
『木こり』になって最初の一年目は、
木を切る事さえできなかったじゃないか
故郷の森の商品になる木は、本当に堅くて・・・
はやる気持ちを押さえつけて、
何度も何度も何度も何度も・・・・
木に立ち向かって、ようやく一本切る事ができたんだっけ
焦る必要はない
一歩一歩確実に掴んでいこう。
(チャンス!)
ドゴッ
だが、攻撃は外れてしまう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます