メスの人権問題について

男尊女卑法の施行の影響はテレビ番組にも及んでいた。

今日もテレビからは男尊女卑法についての正しい認識のための番組が行われていた。

それは女性アナウンサーが、男性の専門家へ、女(メス)とはどうあるべきなのかを問うというような内容の番組だった。


「こんにちは、本日は男尊女卑について古くから研究されてこられ、男尊女卑法発足のきっかけにもなった、人権保護団体役員でもあります佐竹さんに起こしいただいております。よろしくお願いいたします。」20代前半か半ばくらいであろうアナウンサーが聞き取りやすい声で淡々と挨拶をこなす。

「はい、こんにちわ。よろしくおねがいします。」佐竹という40代くらいの専門家はカメラと目が合うと軽く会釈した。

「さっそくなんですが、佐竹さんから見た世の中の女性達はいかがなものなのでしょうか?私も含めてこの男尊女卑という感覚がわからないものも多いかと思いますので、ぜひ率直な意見などをおきかせいただけますか?」

「まず第一にこの男尊女卑法というものはですね、今のあなた達のように男性と女性いやメスの方々がいかにも平等であるのが当たり前かのように振舞うものも多いため発足された法律ですし。私は女性や女というよりもメスと呼ぶべきことで、男性との区別をはっきりさせれるのではないかと考えています。現に、これまで与えられてきた人権をメスから奪うことによって暮らしやすくなったというデータも出ています。」

「すっ、すごく貴重な意見ありがとうございます。そうですね、男性とメスというように呼び方をはっきりと変えることによって我々女性、、大変失礼いたしました。我々メス側の意識も確実に変わりますね。女性専用車両をなくされたことについての男性の反応というのはいかがなものでしょうか?」

「はい、女性専用車両を廃止してからの男性の満足度は上がりました。しかしまだまだ痴漢されることなどに対してネガティブな印象を持つメスも多いので今後の国民性の向上が期待されるところです。痴漢されるということは男性に少しでも価値を認められたということなのですから、喜ぶのがふさわしいと私は考えています。」

「そうですよね。」アナウンサーの表情が徐々に変わっているようにも見えた。

「メスなんて、男がいなければ何の価値もないゴミ以下の存在なんです。生まれてきたことが罪なのですから、一生をかけて男性に尽くし、そして償う。あなたもメスの一人であれば少しの自覚くらいはあるんじゃないですか?」

「はい、まったくもってその通りだと思います。わたくしも一生をかけて償うよう頑張ろうと思

います。男性の望む理想のメスとはどのような人なのでしょうか?」アナウンサーは顔を真っ赤にしながらも一生懸命答え、質問していた。

「まずはメスは男より力も弱く、頭も悪いということを自覚できているかが大前提となります。性的なサービスなどのほとんどが男性向けなのは何故かわかりますか?メスがほかに使い道のない消耗品だからなのです。それなのに男性にちょっと覗かれたり触られたりしたら嫌だ、セクハラだ、なんだのわめき散らかすメスは何ですか?自分のことしか考えれない低能ということを体現していますよね?」

アナウンサーの女性は即答できずにいたが先ほどよりも顔を赤らめていた。

仕事モードの顔だった時に比べて随分色っぽい感じになった。

「そ、そうですね…」随分と便りのない返事をした彼女だったが彼は追い打ちをかけるようにこういった。

その瞬間画面はCMへと切り替わってしまった。


つづく

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