第14話 入学を控えて

冒険者ギルドのリーファのところへ来ている

日輪は王国で英雄のような扱いだ

そこまで有名になるつもりはなかったよ、いやまじで!

学院へ入学してからは忙しい、

つまり冒険者としてこれまで通りとはいかない

あれから僕らは数々のクエストをこなし、僕は変わらずSSランク

マリアは一年間効率的に一生懸命特訓したので実力は折り紙付きだ。

マリアが強くなったのは僕とラーにはあまり戦闘に参加せず

戦わせたからだ。そして今僕たちはSランクパーティーである!えっへん。

かなりの知名度を得て、英雄ともてはやされている。

もちろん、日輪の正体が僕だと知っているものは少ない、

仮面を着用することでリーファ含む上層部以外は

僕の正体をほとんど知らないだろう。

リーファも情報秘匿に力を入れてくれた

そして、学院入学を控えた僕たちはリーファに

一旦冒険者を休むと僕一人で説明しにきた

マリアはラーと特訓だ

「リーファ、僕たちは学院があるので、」

「皆まで言うな、分かっている。まずはギルド代表として、ありがとう。

お前に救われた沢山の命もあるだろう。

そして個人的には、学院長に気をつけろ、

お前ならなんの問題もないと思うが目をつけられたら面倒だ。」

「なぜ?」

「王立学院長兼魔法協会序列2位の魔法馬鹿で、

確かにお前の方が強いが、相手の方が権力はあると思っているから、

誘拐などされかねん。

最悪は正体を明かして脅すでもしないと手をひかん奴だからな。」

「わかりました、

こちらに何かするようならば容赦なせずに対処します。」

「そうするといい。では、一年間ご苦労だった。」

「はい、何かあれば連絡を。」



「ただいま、行ってきました。」

「お帰り!大丈夫だった?」

「あぁ、ありがとうだってさ。」

「良かった、いよいよ学院だね。」

「あぁ、どんなところなんだろうな。」

「友達できるかなぁ。」

「できるさ。」

「で?魔法はどう?ラー」

「うむ、マリアはまだ魔法陣展開が遅いが、

それでもリクと比べると、だ。練度を高めればどうとでもなる。

しかし、超級魔法はまだ魔力が足らくて撃てんな。」

「まぁ、そればっかりはしょうがないですね。」

魔力量の関しては時間がかかるので仕方がない

「あと、マリアさん。そろそろ僕の両親へご挨拶を。」

「ええ、そうね。なんか緊張するんだよなぁ。相手は貴族様だし。」

「全然貴族っぽさはないけどね。僕も一年間会ってないから行こうか。」

「う、うん。」緊張しているのか少し震えている

「ん!?」僕はマリアを抱きしめて

「大丈夫、僕とラーがいるから。」

「うん!そうだよね、二人がいる!」


僕たちは実家へ向かった


門を抜けると、使用人や騎士たちが大喜びしている

「ただいま帰りました、皆んな。」

「坊ちゃん、お帰りなさい!そちらの方は?」

「婚約者のマリアと相棒のラーですよ。」

「こ、婚約者!?それにまさか神狼?噂が本当だったとは。

では坊ちゃんが日輪?」

「えぇそうです。凄いでしょ?(ドヤ」

「凄いです!流石は我らが坊ちゃん!」

「ちょ、恥ずかしいですよ。両親に挨拶へ行ってきます。」

「いってらっしゃい!坊ちゃん、お嬢様、ラー様!頑張って!」

と快く迎えてくれた

「凄いね、これは。」「リクは使用人に大人気だな。」

と小声で呟く

「ではいきましょう!」


「失礼します、父上、母上。」

母上は僕を見るやいなや抱きついてきた

「違うでしょ?」

「あ、ただいま帰りました!」

「おかえりなさい。」

「おう、おかえり!そちらの方は?」

「婚約したマリアと神狼のラーです。」

「し、神狼!?というとお前は………日輪?」

「はい。」

「えっと、マリアです!

村に依頼出来たリクに助けてもらって今は婚約者になりました!

私は平民ですが、リクと別れる事はできません。

一生懸命頑張りますのでどうかよろしくお願いします!!」

「マリアちゃん、リクをよろしくね。」

「へ?」あまりにすんなりいきすぎて拍子抜けしたんだろう

「私も夫もずっと心配してたのよ。いくらお見合いしても、

誰一人好まないみたいだから。男が好きかと思ったぐらいよ。」

「母上。」

「それにリクが好きになった子を認めんわけにはいかんしな!

これからも息子を頼むぞ!マリアさん、ラーさん!」

「任せておけ、まぁ、我らに勝てるものなど存在せんがな。」

「では、マリアさんのこととか、諸々聞かせてもらおうか。」

「はい。」

そして僕は冒険者として過ごした全てを話した。

マリアとの出会いやラーのこと、ガルダでのことなど

「よく頑張ったな!リク、流石は自慢の息子だ!」

「えぇ、よく頑張ったわ。それで学院ではどうするの?」

「はい、やはり素性は隠して入学します。」

「それがいい。あまり目立っても仕方がないからな。」

「また、会えなくなるのね。」

「まぁ、それは。」そう、学院は寮生活が必然なのだ、

僕たちはラーがいればすぐに来れるがまぁ仕方がないだろう。

「入学までここにいます。」

僕らは入学にあたって、希望と一抹の不安を覚えながら日々を過ごした




________________________


題名変更しました!


リクの口調は相手によって変化します!

そして冒険者編は終わり、次回からは魔法学院編です。

学院がこの出来事のメインステージです!

学院編を盛り上げるために特徴を持った人物を登場させたいのと、

プロットを組むのに時間がかかるため、少し時間をいただきます

申し訳ございません。もっと面白くなるように致します

今後ともよろしくお願いします!









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る