人の母乳は蜜の味

作者 鈴木夢丸

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★★★ Excellent!!!

体験談かのようなリアルさと虚無感さえ漂うシナリオ展開。
ギャグとして非常に面白く、それでいて本作をコメディだと言い切るのが申し訳ない気がしてならない読後感。

性的情熱と社会の闇。
ある意味、昇天したかのようなラストには滑稽さを感じざるを得ない。

そう、他人の不幸もまた、蜜の味なのである。

★★★ Excellent!!!

とても喉が渇いて、乾いて、しょうがない砂漠の旅路。
その果てに、一つの看板が目に映る。
「この先に母乳あり」と。
ようやくだ。ようやく、ありつけるのだ。
恋焦がれ、待ち望んでいた母乳が。
あの蜜の味が、今まさに、彼のもとに。
そしてたどり着いた先には。

――彼は泣いた。

――俺は笑った。

そんな、最高に素敵なお話でした。