第36話《社会人③》〈介護とは?①〉

幾つかの

介護施設にて

務めた中で

いくつもの

理不尽を見て来た


人それぞれ


ここからが

いじめ

であり


ここからは

虐待

なのではないかと


色々な考えがあると思う


初めて勤めた

介護施設は

老人保健施設


お年寄りが手術など受け

その後

3ヶ月位リハビリをして退院する

大まかにはそういう場所である


そこで

これはもう

いじめの域を超えてない?

と思うような

カルチャーショックな事を

目にする事となったのだ


もう10何年も前の出来事だから

今はその様な事は行われていないと信じたい


食事介助の時

介助する側の都合だと思う

お粥の上に


なんと…


薬を上にのせたのだ…


それは


『食べなさい』


と言われても

口を開ける訳がないと思う


それで介護者が

お年寄りを怒るのは

ありえないでしょう?


可哀想で

見ているのも辛かった…


『そのように介助しなさい』


と言われても

とてもじゃない


一度私は家で

同じ様に


ご飯の上に

風邪薬を粉々にして乗せて

食べようとしたのだけど


もうほんの一欠片も …


米粒一つに

一粒の粉

が乗っていても


飲み込める

代物ではなかった…


私はなるべく

初めにご飯を

薬が混ざらない様に


薬だけなるべく

スプーンに乗せて

口に運んで頂き

素早くお茶を飲んでもらって


その後

少しでも美味しく

食事をしてもらおうと…


それを見て


先輩の介護職員等が

睨んで来たりしたのには



(それになぜ慣れてしまっているの?)


と憤りを覚えたのだった…


その様な

いくつかの理不尽が

介護の現場

には

いくつもあった


ので


この先ももう少し

書かせて頂きたいと思う



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