第27話《高校②》〈淡い期待〉

それでも

心の奥底で

色々な

もしかしたら?を期待している

自分が居るわけで …


同級生女子3人組に声をかけられ

一応グループの仲間に入った


期待の方が勝ってしまったのだ


一緒にギター部に入部

休日二回くらいだっと思う

誰かの家に行き

お菓子作りをした事もあった


何を話したら良いか分からない事には

変わりないわけで

会話のターンを返せない私は

一緒にいる事への


窮屈さを感じていた


それは相手も同じだろうと思う


例えば誰かと

二人っきりになると


会話というものが全く無い

グループに

ただ そこに居させてもらっている


という感覚


自然と

自ら

そこから離れていた


再び心に蓋をして

昼休みや10分回休みを

一人で過ごし


大好きな戦国時代


父が持っていた

山岡荘八の

徳川家康

織田信長

等を

繰り返し読み続ける


日々を3年送る事となったのだ

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