第20話《中学校②》〈○○のバーカ!〉

〈○○のバーカ!〉


翌日から


担任も(教室に)いないし


お弁当を一人で食べる事にした


食欲無いけど


残したら


母が悲しむから食べた


ある時から


休み時間になると廊下から



『○○○○○のバーカ!』


四人組が


わざわざ人の名前をフルネームで


『○○○○○のバーカ!』


と叫んでる…


無視してやった


来る日も来る日も…


廊下等で


不幸にもかち合って


側を通り過ぎる時は


これ見よがしに


人に背をおもいっきり背けて通る


教室では


そいつらを通り過ぎる際


足を人のまえにヌッと出し


通せんぼする


(ガキ過ぎる…)



(あそ…)



小学校5年の時転校して


卒業までクラスメート達だった人達は


傍観者…だった


誰も助けてくれなかった…


初めに(助けてくれるかも)


甘い期待を抱いた自分が


(バカだ…)


って思った…


(平常心だ平常心…)


平常心でいる事


難しかったけど


『○○○○○学校に来るな!』


とも叫ばれたな


『学校に来るな!』


って言うなら


『学校に行ってやる!』


って


天の邪鬼な性格かが


学校に行かない


という選択を


良しとしなかったんだ…


悲しくて


悔しかった


両親には話せないよね?


悲しむもの…
















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