150話  【魔装】強化

高級宿屋に戻ってきた直人とリズ


リズ「それではマスター

   お食事をなさいますか?

   それとも【魔装】吸収を

   始めますか?」


宿屋に入るなり穏やかな口調で話掛けてくる

さっきまでのは、何だったのだろうか?

女の子の日?

いやいや、妖精にあるのか?

妖精じゃないけど、、まぁ、いいか。


直人「そうだなぁ、

   イカを倒す前に軽く飯食ったし

   風呂入ったら

   今日は【魔装】吸収して終わりに

   するよ」


リズ「分かりました。

   では、マスター

 この度は本当にありがとうございました。

   詳しくは後ほどシュナイダー様より

   お言葉を頂か事になると思うので

   詳細は省きますが、

   このダンジョンが解放された事により

  サタンナイツ王国の封印が強化されます

   その結果救われる命が多くあるのです。

   マスターがマスターで

   私は誇らしい気持ちです」


身体のサイズの割に少し大きな胸に手を当て

満面の笑みを浮かべるリズ。


直人「あぁ、いや、そうか、、

   俺的には大した事

   したつもりないけどな

   どちらかと言うと

   リズやシュナ、ゼニ爺さんが導いて

   くれた結果なんだから

   4人の成果だと思うぞ?

   でも、、まぁ、、リズに

   そう言って貰えると嬉しいけどな!

   ははっ、さぁて!風呂入るわ!」


直人は照れ臭そうにしながらそう言うと

風呂場へ向かった。







風呂から上がりサッパリした状態で一服しながら寛ぎ、いよいよ

RANK6の守護者とクラアッシュ(刺客イカ)

の素材を【魔装】に吸収する作業を行う。



直人「素材吸収はRANK4以来だからな

   さてと、集中するか」


リズ「はい、頑張って下さいマスター」



あいよ、と返事しベッドに横になり目を瞑りながら意識を集中させる。


直人(コレとコレだな、、、

   まずは変換させる

   流石に慣れたもんだからスムーズだな

  ってか、イカの方が圧倒的に質が高いな

   本当に同じ強さなのか?

  それとも人工と自然ではモンスターの質

   違うのかな?

   まぁ、いいけど

   んで、

   【魔装】の核にコイツらを吸収、、

   おお!?ぐっ!?キ、キツいな、、

   戦闘よりよっぽどこっちのが苦戦する

   んだけど!

   核が弾けそうだ!この!

   大人しく収まってろよ!!

   くっふぅぅ、、

   あぁ、、、シンドかったぁ、、

   ちゃんと収まったな、、コイツら

 特にイカ野郎は最後まではしゃぎやがって

   次からは一体ずつやろう、、うっ!?

   急に頭がクラクラする、、

   世界が廻る、、

   気持ち悪い、、、、うぅぅ、、)

   


眉間にシワを寄せ苦しそうに顔を歪めた後、

くたっと脱力し眠りに入った直人。



リズ「おやすみなさいマスター、、

   ではコレより

   私も【魔装】強化をお手伝いします」


そう言うとリズは光の粒子となり直人の中に消えて行った。


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