27話 畏怖


干渉出来ないとしても

めちゃくちゃビビる直人

いつの間にか6つ目の化け物に接近していた

2体目の化け物

その化け物は

蜥蜴を数十mまで巨大化させ、獰猛な口や手足からは鋭い牙や爪が伸びており

蜥蜴と決定的に違うのは背中に生えた大きく形が蝙蝠の羽をした翼が生えていた。


それはまさに、、、

ドラゴンそのものであった。


そのドラゴンの右前足?右腕?

が6つ目の化け物の胸を貫き貫通していた。


獣型化け物は苦しげに呻きながらもドラゴンに、反撃しようとした瞬間、ドォォンという音共に獣型化け物が空に回転しながら吹っ飛んでいった、、十数mもの巨体が豆粒程になるまで高く飛ばされ、徐々に地上に落ちて来る

上空から6つ目の化け物の全身が認識出来る程に近づいた時、

ドラゴンの口から途方なく凝縮された

エネルギーが籠ったブレスが放たれた!


グガアアアアアアアアア!!!!!!


時間にして十数秒もの間、放ち続けたブレスの後には




先程の6つ目の化け物の姿はチリ1つ無かった。




ドラゴンはブレス後、周囲を見廻した後、一瞬、直人の方向を一瞥した後、大きな翼を広げて、黒い光を纏いながら飛び去って行った。



直人は暫くドラゴンが飛び去った暗雲が広がる空をボー然と眺めていたが、我に帰ると全身が徐々に震え出し、カチカチカチッと耳障りな音が自らの口から発せられるが、そんな事を気にする余裕は全く無かった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る