25日目 『紺青の拳』ネタバレ感想

 彼曰く、よく考えたらこれ、ネタバレだ。


 ***


『紺青の拳』

 劇場版コナンの中でも、一番気になってたのに見たことのない作品でした。

 公開したのは2019年、ちょうど私が社会人になるころ。映画観るようにしたいなと思い始めたくらいです。

 テレビ版のコナンを見なくなってからずいぶん経ちますね、真さんのことは知りませんでした。園子はキッドしか眼中にないのかなと思ってたのに、現実を見るようになったということですか。時代は変わるものですねぇ。

 今作の舞台は海外。シンガポールどころか、海外の渡航歴もないですが、マリーナベイサンズとかマーライオンは知ってます。日本では考えられないようなスケール感のホテル、見ている分には楽しいです。宿泊する機会があればもちろん泊まって、屋上プールに乗り込んでみたいです。ただ高すぎて、恐怖心があおられないか心配。端っこから下を覗くなんてことは出来そうにないでしょうね。



 シンガポール、マリーナベイサンズ。屋内にあるバーで、弁護士のシェリリンと経営コンサルをしているレオンが密会をしていたが、シェリリンが帰り道に背中を刺されて殺害された。直後、地下駐車場で爆発が発生、現場は騒然となる。マーク警部補とリシ予備警察官が現場に来たところ、シェリリンの遺体のそばにはレオンがいた。さらに、エレベーターからは血まみれのキッドカードが発見された。

 コナンはシンガポールで行われる国際空手大会観戦のため、灰原にアポトキシン4869の解毒薬を要求していた。パスポートの名義が新一で、本来の姿に戻る必要があったからだった。しかし京都での一件もあり、解毒薬提供を渋られる。落胆して帰宅するコナンを背後からつける人影。気づいたコナンが麻酔銃を向けると蘭がいたが、不敵な笑みを浮かべる蘭に囚われてしまう。

 コナンが次に目を覚ますと、シンガポールだった。周囲には蘭、園子、小五郎に加え、新一と同じ姿の人物がいた。コナンはすぐにそれが姿が瓜二つのキッドだと気づき、蘭に正体をばらそうとするが、シンガポールに来ることができたのはキッドのおかげと脅されて失敗する。そしてキッドの狙いは空手大会の優勝ベルトに埋められたブルーサファイア「紺青の拳」だと聞く。その後、蘭に気付かれたコナンは、現地のアーサー平井と名乗って同行することを決める。一方、中富海運の中富にナンパされる園子は待ち合わせに遅れた真に助けられ、全員が合流する。そこで真が大会に参加できなくなったことを知らされる。真を大会に招待したスポンサーのシェリリンが殺害されてしまったためだった。鈴木財閥の力で再エントリーはかなったものの、ホテルに戻る途中で事件を捜査していたリシと出会い、小五郎は捜査協力を依頼してくる。初めは断っていたが、キッドにそそのかされて依頼を受けることに。リシはキッドの予告状を見せ、警察がキッドを追っていることを伝える。

 キッドがコナンを無理やりシンガポールに連れてきたのは、事件の真相をコナンに暴いてもらうためだった。シンガポール全体を巻き込んだ陰謀に、キッドとコナンが挑む。

 翌日の大会初日。控室にいた真をレオンが訪ねてくる。「その拳は何のためにあるのか」と意味深な質問を向けられる。その後、園子に食事に誘われた店で男に絡まれて乱闘騒ぎに。真が男たちを抑える一方、園子は近くを通ったパトカーを追いかけて助けを求めるが、乗り込んでいた海賊の暴走したパトカーに轢かれてしまう。園子を守れなかったことに落胆する真の前に再びレオンが現れ、「心技体がそろった時にちぎれるだろう」と言って怪しいブレスレットをはめさせる。真は彼女を守るために大会棄権を決めるが、反対する園子との仲が悪くなってしまう。園子と真、2人の愛が試される――。



 見やすかったです、それに面白かった。

 ストーリーがわかりやすかったのがいいですね。真さんと園子の関係、キッドとコナンの協力関係、レオンの陰謀。初めからレオンが怪しい描写は目立っていましたが、最後の最後までちゃんと悪役でいてくれたのがすがすがしいですね。悪役がいい奴で終わるのもいいですけど、悪役のまま終わってほしいですから。伏線もいろいろとちりばめられていたので、いろんなパズルがハマっていく感じが楽しく見れました。

 アクションシーンはかっこいいし、いつもよりも多かったです。序盤のキッドの脱出劇。真さんの乱闘。蘭や小五郎も加わっての終盤の大立ち回り。いずれも爽快感があって、力の入りようが伝わってきました。真さん強すぎでしょ。

 まだ最新作と緋色の弾丸は見れてません。他にも見れていないものはあるので、来週のGWで見切りたいです。

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