誰かに向けてるひとりごと

25日目 iPadAir

彼曰く、新しいものが欲しすぎる病。

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ニューバランス990。

何年かぶりの帰省。

職場へのお土産。

春の新作、服とかスタバとか。

久しぶりに会う友人とのご飯。

何かと出費のかさむこの季節。春の暖かさに浮かれて、きつめに結ばれていた財布の紐がゆるゆるとほどけて、ただの飾りになる。本格的に春になって、新入社員とか、新しい出会いとかも増えると思う。そうなればまたお金を払わないといけない機会も増える。

そんな時期は、メーカーとしてもたくさんの商材や新作を展開して買ってもらいたい季節。目玉商品や気合を入れた新作を大々的に公開していく。

そんな中、目に入ったのが。

iPadAir第5世代。

電子機器業界、ネットの海を生き抜いていくのに今最も必要な機械になったApple製品。そのタブレット部門であるiPadが新作を打ち出してきた。

性能は上位製品のiPadProと比べて、カメラが一つしかなかったり、ストレージ容量の選択肢が少なかったり、フレームレートが甘かったりと、若干劣る点があるものの、個人的にはタブレットは動画視聴や資料確認、読書用で割り切って、重いデータの絵や写真の編集をするつもりは現状ないので、十分購入の選択肢に入れていいとも思っている。

タブレット自体は今も持っている。iPadの第2世代だったと思う。

数年前、まだApple製品に慣れ親しんでいないころにスマホを買い替えた時に携帯ショップ店員の口車に乗せられて購入したものだ。

結果的に画面の広い、手持ちで使いやすいタブレットはとても扱いやすく、購入してよかったと思っている。けれど今では私のiPadもすでに型落ち品。背面の傷も目立っているし、容量が64GBと小さいために入れているゲームが途中で落ちることも増えてきた。

そろそろ買い換えたいところだな、と思ったのが1年ほど前。

同僚が続けざまにiPadを買って仕事で使い始めてから、急激に買い替えたい欲が生まれてきた。再燃した、と言ってもいいかもしれない。

新作が欲しいのは私の悪癖でもあるかもしれない。

仕方ないじゃない、魅力を感じるんだもの。

「え、買うの。じゃあ私も」

買おう買おうと渋っていた同僚に、私も買うかもと伝えたところ、あっさりと乗ってきた。お互いに資金がたくさんあるわけでもないのにね。

結局みんな新しいものが欲しいんだなぁと、浮かれた気持ちで思った、っていう話。